マルケス、ハンガリー完勝も完全復活じゃない!? 「本当に嬉しい。でもベストからは程遠い」
ドゥカティのマルク・マルケスは復帰2戦目のMotoGPハンガリーGPで勝利したものの、まだ完全復活を果たしたわけではないと語っている。
ドゥカティのマルク・マルケスは、負傷から復帰して2戦目となった第8戦ハンガリーGPで見事な勝利を収めたが、まだ完全復活を果たしたわけではないと語った。
マルケスは第5戦フランスGP後、クラッシュで負傷した右足と、古傷の悪化によって右腕の神経に影響を及ぼしていた右肩の手術を受けた。その後、第6戦カタルニアGPは欠場したものの、2週間の休養を経て第7戦イタリアGPから復帰した。
ハンガリーGPでもマルケスは当初から状態は100%ではないと話していたが、セッションが始まると上位につけ、予選ではポールポジションを獲得。スプリントレースを独走で勝利した。
そして決勝レースでは、序盤こそペドロ・アコスタ(KTM)に先行を許したものの、レース中盤に逆転するとまたも独走。今シーズン初勝利を挙げるとともに、キャリア通算100勝目を達成した。
一見するとマルケスは、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)に追突されて右肩を負傷した2025年インドネシアGP以前のような強さを取り戻したようにも見える。しかし本人は、まだ完全復活と呼べる状態ではないと改めて強調した。
「また勝利できて本当に嬉しいし、これが最後のカムバックになることを祈っている。でも、まだ完全なカムバックではないということも理解している」
マルケスはそう語る。
「今日は勝つことができた。でも左回りのサーキットであることが、僕にとってはすごく助けになっていたんだ。僕のコンディションはまだ万全じゃなく、少し弱っていたし、苦戦していたんだ」
「でも信じて挑み、勝利できた。また勝てたんだ。インドネシアでの怪我からカムバックして、再び優勝できた。肉体的にも大変だったけど、メンタル面ではもっと大変だった」
「僕は、ベストパフォーマンスや理想とするライディングにはまだ程遠いと思っている。でも、とにかく僕はまだ速い」
Marc Marquez, Ducati Team
Photo by: Ferenc Isza / AFP via Getty Images
マルケスはハンガリーGPのレースウィークを通じて控えめな発言を続けてきた。それにもかかわらず、ポールポジション、スプリント勝利、決勝勝利と完全制覇を達成した。
彼は自分の力を過小評価していたわけではないと語り、1周の速さは発揮できると考えていたものの、それを勝利につなげられるとは本当に思っていなかったのだと説明した。
「僕は“ビリーバー”だけど、もちろんこの勝利は計画の中にあったものじゃない」
マルケスはそう話した。
「ニュースを読んでもらえれば、僕が嘘をついているわけじゃないことは分かると思う。FP2でも僕は全力を出し切っていたんだ」
「でも例えばムジェロでは、ああいうペースはなかったし、その後はかなり苦しんだ。ただ、ここではライディングスタイルがうまくハマり、エネルギーを節約するうえで大きな助けになったんだ」
「実際、キャリアで初めて左腕の腕上がりに苦しめられたかもしれない。レース中は左腕に負荷をかけすぎていたんだ。肩は空っぽのようだったよ」
「アコスタをオーバーテイクした時もかなりエネルギーを使った。いい戦いだったね。でも2周プッシュした後は、『OK、今何周だ? まだ10周もあるの?』という感じだった」
マルケスはインドネシアでのクラッシュ以降、勝利の舞台へ戻るためにあまりにも大きな代償を払ってきたため、今回のハンガリーでの勝利は「高くついた」ものだったと語った。
「37ポイントを獲得できた。でも、この勝利はあまりにも高くついたものだったかもしれない。インドネシア以降、本当にたくさん苦しんだからだ」
「2020年の時点で、アスリートの人生は1日で変わってしまうことを理解していた。身体的にも厳しかったが、精神的にはさらに厳しかった」
「たくさん努力してきた。今シーズン序盤のレースは本当に厳しかった。そして今は、自分を信じるだけだ。僕は常に100%を尽くそうとしている」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。