転倒続くジョアン・ミル「理由が不明。繰り返さないとは言えない状況」
ホンダのジョアン・ミルは、オランダGPでのクラッシュの原因が分からないと語り、同じような転倒を再び起こさないと保証することができないと認めた。
Joan Mir, Honda HRC crash
写真:: Gold and Goose Photography / Getty Images
ホンダのジョアン・ミルはMotoGPオランダGPの両レースを転倒リタイアで終えた。その原因が分からないとミルは語っている。
ミルはオランダGPでは予選Q1を突破して10番グリッドを確保。しかし予選での努力は、レース結果に繋がらなかった。スプリントと決勝の両方で転倒してしまったからだ。
スプリントと決勝では転倒したコーナーこそ違うものの、どちらもフロントのグリップを失って転倒している。ミルによるとスプリントは「コース上の汚れた部分でマシンを止めきれなかった」ことが要因だという。しかし決勝レースでの転倒については本人も困惑している。
ただミルは、失ったポイントについて考え続けるよりも、自身のメンタルヘルスを優先するためにアッセンで起きたことを深く考えないようにしたいと語った。
「土曜日はなぜクラッシュしたのか分かっていた。でも日曜日は分からない」
「1周目にフロントを失ったけれど、理由が分からない。誰かをオーバーテイクしようとしていたわけでもないと思う。ただ他のライダーたちの後ろを同じようなスピードで走っていただけで、それなのにフロントを失ったんだ」
「それが今の正直な気持ちだ。他の人が何を考えるかは別として、実際のところ僕は攻めていたわけではなかった」
「こういうことはかなり頻繁に起きる。クラッシュしても理由が分からないんだ。それが現実だよ。なぜ転倒したのか理解できなければ、同じことを繰り返さないようにするのはとても難しい。なぜなら原因が分からないからね」
「でも、これまでにも何度もこういう状況を経験してきた。そしてメンタルヘルスのためには、あまり考え過ぎないことが一番だと思う。休んでリラックスするようにしたい」
「自分の精神状態のためにも、あまり引きずらないことが重要なんだ。なぜクラッシュしたのか分からないまま転倒すると、自信を大きく失ってしまうことがあるからね」
「2戦連続でこうなるのは、誰にとっても厳しいことだ」
Joan Mir, Honda HRC
Photo by: Gold and Goose Photography / Getty Images
ミルはチェコGPではホンダ勢最上位となる5位を獲得し、今季最高レベルのパフォーマンスを見せていた。しかもそのレースでは上位陣の多くが完走しており、結果は実力によるものだったと言えるだろう。
ただミルは、2026年のホンダには依然として安定感が欠けており、アッセンではヤマハにすら後れを取った現状を「苦しい」と表現した。
「かなり以前から(安定感が)欠けているけど、僕らは難しいサーキットでも結果を安定して出せていない」
「僕たちは通常ならトップ5を狙えることを示してきたと思う。毎週末ではないけれど、ほとんどの週末でね」
「そして今回も例外ではなかったと思う。僕はアレックス・マルケス(グレシー)やエネア・バスティアニーニ(テック3)、そして最終的にはマルク・マルケス(ドゥカティ)とも戦えていたと思う」
「だから自分はあのグループに入る力があったと思っている。でも問題は、それを毎週末再現できないことなんだ。そしてそれが本当に苦しい」
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