セーフモードのマルケス、スプリント6位に「これが限界。プッシュできる感覚がない」
マルク・マルケスはMotoGPオランダGPのスプリントでは6位に留まったが、今回はこれが限界だったと考えている。
Marc Marquez, Ducati Team
写真:: Gold and Goose Photography / Getty Images
MotoGPオランダGPのスプリントレースでは表彰台を逃す6位に終わったマルク・マルケス(ドゥカティ)。彼は今回のレースでは、これが限界の結果だったと語っている。
マルケスは怪我から復帰したあと、ハンガリーとチェコで2連勝と絶好調だった。しかしオランダGPではアプリリア陣営に太刀打ちできず、スプリントレースでは予選7番手から7番手フィニッシュ。チームメイトのフランチェスコ・バニャイヤがペナルティを受けたことで6位に繰り上がったが、同じドゥカティ陣営のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)にも後れを取る結果となった。
オランダGP初日の時点でマルケスは今回が「生き残る」ことを考えるレースになると認めていたが、スプリントレースを終えたあとに、改めて厳しい状況を語った。
「昨日もそうだったし、今日の午前中も一歩前進しようと試みた。でも結局は7〜8番手あたりで、何台かのKTM勢とも争っての7番手フィニッシュだった」
「僕はセーフモードで走っている。このサーキットではフィーリングが重要なんだけど、僕にはこれ以上プッシュできる感覚がないんだ。悪い走りをしているわけではないけれど、いくつかの区間で大きくタイムを失っているし、とにかく乗っていて快適じゃない。そして安定感もない」
Marc Marquez, Ducati Team
Photo by: Gold and Goose Photography / Getty Images
「ここは特に切り返し区間で最大の負荷がかかるコースなんだ。ストレートエンドのブレーキングでは問題なく走れている。でもアクセルを開けていない状態での方向転換がたくさんある」
「アクセルを開けている時ならエンジンの力を利用できるし、慣性やリヤタイヤのスライドも使える。そうすれば少し楽になる。でもアクセルを閉じた状態での方向転換、とりわけ左から右への切り返しでは本当に苦しんでしまっている。今の僕にはそれができないんだ」
「特に左コーナーから右コーナーへの切り替えでのブレーキング時には、身体が前に持っていかれてしまう。金曜日の朝(FP1)で転倒してしまったのも、それが要因だった。左コーナーから右ブレーキングへ移る際に身体が前へ出てしまって、そのまま転んだんだ」
「去年のデータも確認したし、今年の転倒もいくつか見返した。ここはグラベルが本当に痛いんだ。だから気を付けないといけない」
マルケスは、それでも土曜日の自分のパフォーマンスに失望はしていないと語った。もともと苦戦することは予想していたからだ。
また、2026年シーズンにはこうした厳しいレースもあると受け入れており、サーキットによってはポイントを取りこぼすことも覚悟していると説明した。
Marc Marquez, Ducati Team
Photo by: Gold and Goose Photography / Getty Images
「僕は100%を出している。でも今はそれ以上できない。このサーキットでは、その現実を理解しなければならないし、フラストレーションもない。だって予想していたことだからね」
「うまくマネジメントできるサーキットもあるだろう。以前なら、それこそ昨年なら、うまく“生き残れた”サーキットもある。でも今年は“生き残る”という言葉が本当にその意味なんだ。8位や10位、あるいはそれ以下で終わることもあるだろう」
また、アプリリア勢が予選でフロントロウを独占して、スプリントでも1位と2位を獲得したことについて尋ねられると、マルケスは次のように答えた。
「僕たちはアプリリアの強みをすでに理解している」
「オランダのような高速コーナー主体のサーキットでは、彼らの方が僕たちより強いことも分かっている」
「評価すべきなのは22戦のシーズン全体だけれど、ここではアプリリアの方が僕たちより強い。ただ、ディッジャ(ジャンアントニオ)とペッコ(バニャイヤ)は素晴らしい仕事をしているよ。ふたりとも本当に良い走りをしているからね」
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