サンマリノGP”強行出場”のモルビデリ。得られたモノに満足「素晴らしい週末になった」

フランコ・モルビデリはMotoGPサンマリノGPについて、怪我を押して出場して良かったと語った。

サンマリノGP”強行出場”のモルビデリ。得られたモノに満足「素晴らしい週末になった」

 左膝の手術を受けてMotoGPを欠場していたフランコ・モルビデリが、第14戦サンマリノGPでレースに復帰した。6月の第8戦ドイツGP以来となるレースは、それまで所属していたペトロナス・ヤマハSRTと環境が違う、ヤマハファクトリーチームからの参戦となった。

 というのも、モルビデリが欠場している間に、マーベリック・ビニャーレスがシーズン途中でヤマハを離脱し、アプリリアへ加入。ヤマハはその代役として、テストライダーのカル・クラッチローを起用していたが、モルビデリの復帰に合わせて彼をファクトリーチームに昇格させたからだ。

 モルビデリはペトロナス・ヤマハSRTで、今季も”Aスペック”と呼ばれる非ファクトリー仕様のバイクを使ってきたが、サンマリノGPからはファクトリー仕様のバイクに乗ることになったわけだ。

 そんなモルビデリは予選16番手、決勝では優勝したフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)から36.2秒遅れの18位と振るわなかった。それでも彼は、すべての面で良い週末だったと振り返った。

 実はモルビデリの膝の状態は治りきっておらず、彼は決勝前のウォームアップの段階でレースに参加できないかもしれないと考えていたようだ。

「僕にとっては良い週末だった。久しぶりにバイクに乗ってレースに復帰できたし、新しいチームで新しいバイクに乗って、しかも怪我が治っていない状態で飛び込んだんだからね」

 そうモルビデリは語った。

「ウォームアップは本当に厳しくて、レースに出るのは無理だと思っていたんだ」

「でもアドレナリンと鎮痛剤のおかげで、なんとか走りきることができたし、安定したペースで走ることができた」

「僕にとっては素晴らしかったと言える。なにせ、僕はこのバイクに乗ったばかりだし、(復帰までの)3ヵ月間ずっとソファに座ったままで、まだ怪我からの回復途中なんだからね」

「今回のレースでは、マシンに関する多くの情報を得ることができ、マシンの良さをよりよく理解することができた。実際、僕は気に入っている」

「闘争心をくすぐるバイクで、僕はそれが気に入ったし、自分に必要なものをもう少し理解する機会にもなった」

「この週末は素晴らしいものになった。そしてこれからは、一歩一歩前進していきたいと思う」

 今回のサンマリノGPでは、良い結果を期待していなかったというモルビデリ。無理をしてでも出場したのは、ライダーとして逃したくないモノがあったからなのだという。

「僕は期待されることに苦手意識を持っている。とにかくやってみてどうなるかを見て、結果が良くなければそれを改善しようとするんだ」

「結果が良ければ、それを楽しもうとする」

「今週末は、MotoGPに復帰するためにとても重要な週末だった。というのもこのカテゴリーはタフだから、半年も欠場すれば、スキルやバトルを見極める目、スピードなど、ライディングの観点から失いたくないモノを失ってしまうからだ」

「だから、僕はリハビリの時間を妥協することになったけど、この選択は正しかったと思う。バイクに留まることができ、理解を深め、レースを通して走ることができた」

「ポジションが良くなかったことは分かっている。でも彼ら(他のライダー)は24匹の猛獣なんだ。3ヵ月間ソファに座っていて、新しいバイクに飛び乗ったライダーが、新しいクルーと共に彼らとのゲームに参加することなんてできない」

 
 

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