師匠ロッシとの友情、“直接対決”を経ても変わらない? フェアな戦い望むモルビデリ

ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリは今季、師匠のバレンティーノ・ロッシとチームメイトとして競い合う仲になるが、ふたりの関係は「何も変わらない」と主張した。

師匠ロッシとの友情、“直接対決”を経ても変わらない? フェアな戦い望むモルビデリ

 昨年MotoGPでランキング2位を獲得したペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリ。彼は今季師匠にあたるバレンティーノ・ロッシとチームメイトになるが、その関係が悪化するとは考えていないと主張している。

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 9度のタイトル獲得経験を誇るロッシは、ライダー育成にも力を入れてきた。そして、モルビデリはそのロッシが主宰するVR46アカデミーに選出された最初のライダーのひとり。つまりふたりは師弟関係なのだ。

 モルビデリとロッシ、ふたりは2021年にチームメイトとしてこれまで以上に近い距離でレースを争っていく関係となる。そのため彼らの関係悪化もあると考えられているが、モルビデリ本人はMotoGPが“単なるゲーム”に過ぎないため、ロッシと互角に戦ったとしても関係悪化は無いだろうと心配していない様子だ。

「ヴァレも他の皆にも同じ願いを抱いている」と、モルビデリは語る。

「僕は別にヴァレだけじゃなく、みんながフェアにそして正しくあることを望んでいるんだ」

「ヴァレは僕の親友だ。ただ恐らく友人としてよりもはるかに“象徴”としてのイメージが大きいだろう。でも僕は人生のどの側面においても、彼に正しく、フェアでありたいと思っている」

「僕らは競い合っているけれど、僕と彼との間がフェアな関係であるためにも、僕は人生で彼と競い合ってきた全ての場面と同じように彼と争っていかなければいけない。何も変わるモノはない」

「もちろん僕らは渇望しているモノのために戦っている。だけど友情や愛よりも大きなものはないということを忘れてはいけない」

「人間的な側面というのは、試合よりももっと重要なんだ。MotoGPは僕らが小さな頃からやっていてとても大事なものだけど、単なる“ゲーム”なんだ」

「ただゲームであることに変わりはない。だから僕らは戦っているときにこれを覚えている必要があるし、スポーツのトップの座や大事なものを目指して戦えればいいなと思っている」

 チームメイトというと、元来まず倒すべきライバルと言われている。今季の戦いが始まった時、モルビデリはロッシを主なライバルとして見るのか、それとも友人として見るのだろうか? その点を問われたモルビデリは、次のように答えている。

「両方だろう。ふたつを分けるのは難しい」

「僕たちの思考は決してひとつだけに向かっているわけじゃない。常に様々な方向について考えていて、ある地点を指してどうこう言うのは難しいんだ」

「ある瞬間、ある状況では僕は彼をまず倒すべき男だと考えるだろうし、その5分後には彼を親友だと思っているかもしれない。だからそのふたつをどちらかに決めてしまうのは難しいんだよ」

「レースをしていて、ピットボックスにいるときに僕はよりサポートしてくれているように感じると思う」

「だから最初に勝ったライダーに対しての方がそういう(ライバルの)気持ちになると思う。でもライダーと友人を分けることは難しいね」

 

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この記事について

シリーズ MotoGP
ドライバー フランコ モルビデリ , バレンティーノ ロッシ
執筆者 Lewis Duncan