MotoGP、入国時に隔離強制の国では開催中止に? ドルナCEOが意向示す
MotoGPを運営するドルナ・スポーツのカルメロ・エスペレータCEOは、2022年シーズンの開催に向け、外国からの入国に検疫期間が必要な開催地では、MotoGPを開催しない意向を示している。
Carmelo Carmelo Ezpeleta, CEO Dorna Sports,
Gold and Goose / Motorsport Images
新型コロナウイルスの世界的な流行が2020年に始まったが、2022年となった今も、世界ではオミクロン株など新たな変異株の出現もあり、依然としてかつてのような環境には戻りきっていない。
パンデミックによりF1やMotoGPといった世界各国を転戦するスポーツは大きな影響を受け、開催スケジュールに乱れが生じる状況が続いてきた。
2022年、MotoGPは史上最多となる年間21戦を予定しているが、こうした状況のため、ここ2年間と同じように、スケジュールが変更される可能性は残っていると言えるだろう。
そして、MotoGPを運営するドルナ・スポーツのカルメロ・エスペレータCEOは最近、入国にあたって検疫期間が必要な開催地ではMotoGPを行なわない意向を示した。
これは今年1月にテニス全豪オープンに出場を目指していたノバク・ジョコビッチが、非ワクチン接種者のオーストラリアの入国条件に違反しているとしてビザ取り消しなどの事態となっていることと、無関係ではないだろう。
「もし14日間の隔離が必要だと言われれば、答えは明確だ。我々はその国には向かわない」
エスペレータCEOは、スペインのEFE通信にそう語っている。
「昨年のように、ワクチン接種の証明書を要求することができる。その意味で(2021年のように)アメリカに行くことは重要であり、他の国に対して説明することも可能になる。スーパーバイク世界選手権の最終戦では、同じシステムを使用してインドネシアで開催した。それが限界だと思う」
なおエスペレータCEOは、2022年シーズンのレース開催数について、最低でも19戦を実施したいと明かしている。
「マレーシアとインドネシアで行なわれるプレシーズンテストは、こういった状況の試金石となる。状況がポジティブでないようなら、我々は2022年を昨年と同じように(調整)することを試みる」
「今年の目標は19戦の開催だ。契約を履行する必要があることから21戦の開催を計画しているが、どこかが開催されない可能性があり、最小限の目標がその数だ」
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