新王者クアルタラロはヤマハに“ポジティブさ”もたらした? 「人格が強みの一つ」と内面好評

ヤマハに2015年以来のタイトルをもたらしたファビオ・クアルタラロについて、チームメンバーからは“殿様気取り”ではなく、チームにポジティブな空気をもたらしていると評価されている。

新王者クアルタラロはヤマハに“ポジティブさ”もたらした? 「人格が強みの一つ」と内面好評

 MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGPで、ヤマハに2015年のホルヘ・ロレンソ以来となるライダーズタイトルをもたらしたファビオ・クアルタラロ。彼はその人格をチームから高く評価されている。

 クアルタラロは2019年にMotoGPクラスへデビューしてわずか3年、またヤマハファクトリーチームに加入した初年度でタイトルを獲得した。

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 またフランス人ライダーとしては最高峰クラスでは初の王者ということもあり、グリッドにつく他ライダーやかつての王者からも、多数の賛辞が寄せられることになった。

 クアルタラロのクルーチーフであるディエゴ・グベリーニは、新王者の長所として“わがまま放題”なライダーではないことを挙げている。

「ファビオはMoto2クラスで目立つ結果を残さずにMotoGPに来た」

「そのことが彼をプレッシャーから開放し、さらにバイクへ大きく変更を加えることを考える前に、バイクを理解し適応することが重要だと彼に理解させたんだ」

「ヤマハにとって、これは非常に大きな助けとなった」

「ファビオは一緒にうまく仕事ができるライダーだ。何よりも彼は失敗したときに一緒に責任を負うことができる人物なんだ」

「彼は性格なのか、あくせくしていないんだ。そして日頃からとても礼儀正しいし、“プリマドンナ”ではないね」

 ヤマハのマネージングディレクターであるリン・ジャービスも、こうしたグベリーニの考えに同意しており、クアルタラロはそのライディング能力以外にチームに対して”ポジティブさ”をもたらしたと評価している。

「その人格が彼の強みの一つだ」と、ジャービスは言う。

「彼はバイクを非常に速く走らせることのできる力も持った良い子であり、同時に必要なときにはアグレッシブになれる。それだけではなく、彼は大きなポジティブさをもたらしている」

「一部のライダーはバストなパフォーマンスを出すために敵を必要とする。ライバルを倒そうと自分に力を与えることでね。しかし、ファビオにはそれがない」

「互いに争うライバルは必要としているが、敵は必要としていない。それこそが、彼がライバルたちの間ですら好かれている理由だと思う」

 クアルタラロがMotoGPクラスにデビューした際のチームである、ペトロナス・ヤマハSRTのウィルコ・ズィーレンベルグ(チームマネージャー)は、前回のヤマハ王者であるロレンソと比較しても、クアルタラロはよりオープンマインドで順応性があると評している。

「ファビオは一緒に働きやすい人物だ。ホルヘなら彼自身の欲望は明らかで、他のことは気にしていなかった。ファビオはかなり異なっているんだ」

「彼はかなりのオープンマインドを備えた人物で、それが彼の適応能力の高さを与えている」

「だが忘れないで欲しいのは、彼もまたエゴを持ち合わせているということだ。彼は全員を負かしたいと考えていて、負けることは嫌いなんだ」

「だが同時に彼は多くのリスペクトも示している。この環境では例外的なものだ」

 

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