ドイツGP3位のクアルタラロ、マルケス優勝には脱帽「祝福したい。彼のような男から学びたいよ」
ファビオ・クアルタラロはMotoGP第8戦ドイツGPで勝利したマルク・マルケスを祝福するとともに、「彼のような姿勢が手本となる」と語った。
Race winner Marc Marquez, Repsol Honda Team , second place Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
6月20日に行なわれたMotoGP第8戦ドイツGPでは、レプソル・ホンダのマルク・マルケスが2019年最終戦バレンシアGP以来、581日ぶりの勝利を収めた。
マルケスは2020年シーズンを右腕上腕骨の骨折によって全休し、今年4月のポルトガルGPで復帰。苦戦のレースが続いていたが、彼の得意とするザクセンリンクを舞台に行なわれたドイツGPでは2周目に先頭に立つと、レースを支配しトップチェッカー。下位クラス時代を含む自身のザクセンリンクでの連勝記録を『11』まで伸ばすことに成功した。
今回のレースで3位を獲得したヤマハのファビオ・クアルタラロは、見事な走りで優勝を飾ったマルケスを称賛。6度のMotoGP王者が戻ってきたことを喜んだ。
「レースを欠場してしまうとそれは厳しいものだ。それが何度も手術を受けての1年間、さらに難しいホンダのバイクで彼が今日やったことを考えると、脱帽モノでとても凄いことだ。彼を祝福したい」
クアルタラロはレース後にそうマルケスを祝福した。
「僕も学んで進歩しているし、どんどん経験も積んでいるところだ。最高のライダーたちから学んでいるんだ。そして、そのひとつがマルクだ。彼のことは恋しく思っていたけど、こうして戻ってきてくれて嬉しい。彼のような男から学びたいと思うよ」
優勝には手が届かなかったクアルタラロだが、チャンピオンシップ争いではライバルに対してポイント差を拡大することに成功。2番手のヨハン・ザルコ(プラマック)を22ポイント引き離した。
「まず最初にチームと明確にしていたことは、僕らには良いペースはあるが、勝てるほどではないということだった」とクアルタラロ。
「目標はドゥカティ勢の前に出ることで、それができた。この表彰台は値千金だよ。ここ(ザクセンリンク)で僕はトップ10でフィニッシュしたことがなかったと思う。3位は夢のようだ」
「良いペースはあったからオーバーテイクはしていきたかった。だけどそれはできなかったんだ」
「雨が落ち始めた時には、ル・マンでのことを考えてアタックした。でも前方にはとてもパワフルなバイクがいて、オーバーテイクは簡単じゃなかった。それで時間をかけて、タイヤをマネジメントしていこうと思った。ジャック(ミラー/ドゥカティ)を追い抜いたのは、そんな時だったんだ」
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