ヤマハで”ひとりだけ”速いクアルタラロ、他ライダーの苦戦は「僕には関係ない」
ファビオ・クアルタラロはヤマハ勢の中で唯一好結果を残してるライダーだが、他のヤマハ勢が苦戦していることは「僕には関係ない」と突き放している。
ヤマハのファビオ・クアルタラロは第5戦ポルトガルGPで今シーズン初優勝を達成。続くスペインGPでも2位表彰台を獲得し、チャンピオンシップを首位でリードしている。
しかし彼以外のヤマハ勢は大いに苦戦している。チームメイトのフランコ・モルビデリは6戦でトップ10フィニッシュが1回、サテライトチームのRNFヤマハのアンドレア・ドヴィツィオーゾとダリン・ビンダーも共にポイント獲得は1桁に留まるレベルだ。
ヤマハ勢内部でも対照的な結果になっているが、クアルタラロは2022年型YZR-M1の問題はパワー不足だと考えている一方で、他のライダー達はリヤグリップを問題として挙げているなど、問題意識にまで食い違いが起きている。
クアルタラロ自身もパフォーマンスのアップダウンがあったことは認めており、ポルトガルGPでの勝利でランキング首位に立ったことも「驚きだった」と言う。ただ、他のヤマハライダーの苦戦に関しては、自分には関係の無いことだとも語った。
「先週(のポルトガルGP)に続いて、チャンピオンシップをリードしていることに驚かされているんだ。マンダリカ(インドネシア)を除いて、壊滅的とは言わないけど7番手や8番手、9番手、そこに来てポルトガルでの勝利だったからね」
「結局のところ、僕らは常にトップ10フィニッシュをしている。こうしたレースでは自分のベストを尽くして、3ポイントでも4や5ポイントでも稼ぐ事が必要なんだ。そうしたポイントが非常に大事になる」
「でも正直に言って、限界ギリギリのライディングをしている。”これ以上”は現時点では存在しない」
「ただ他のヤマハ勢がかなり苦戦しているのも事実だ。でもそれは僕には関係のないことでもある」
「僕らのバイクで速く走ることについて考えるだけでもう十分すぎる。自分のことで精一杯なんだ」
直近2戦では好調だったクアルタラロ。しかし彼は今後、開幕戦のように苦戦を強いられるレースが出てくるだろうとも身構えている。
「コンサバになる必要は無いと思っているんだ」
「僕は毎回自分のベストをコース上で尽くすことが必要だと思う」
「オースティンでは7位フィニッシュだった。残念なことに、僕はそれでハッピーだった。ベストを尽くしたと感じていたし、それ以上のことはできなかったからね」
「だけど7位でも、僕は1位や2位と全く同じ様に戦った」
「どのポジションだろうと限界まで行かないとね。この先僕が苦戦するコースもあるだろうし、実際問題、開幕戦のように苦戦することもあると思う」
「でも、僕はいつだって限界まで頑張っているだろう」
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