おいおい冗談だろ……? リンス、ブリビオの離脱は発表前日の電話で知る

スズキのアレックス・リンスは、これまでチームマネージャーを務めてきたダビデ・ブリビオの離脱を聞いたときは「冗談かと思った」と語った。

おいおい冗談だろ……? リンス、ブリビオの離脱は発表前日の電話で知る

 2021年1月上旬、MotoGPに参戦するスズキはこれまでチームマネージャーを務めてきたダビデ・ブリビオが同職を離れることを発表した。

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 ブリビオはスズキが2011年にMotoGPから撤退し、2015年の復帰を目指しているタイミングでチームに加入。長年に渡ってスズキのチーム運営に関わり、2020年シーズンはジョアン・ミルとライダーズタイトルを獲得する実績も残した。

 なお、ブリビオは2021年にアルピーヌF1(旧ルノーF1)チームへ加入すると見られているが、現時点ではルノー、そしてアルピーヌから正式な発表は行なわれていない。

 ブリビオの離脱については、ライダーのアレックス・リンスも発表の直前までは知らされていなかったようで、直接話を聞いた際には驚いたと語っている。

「正直なところ、僕はそれ(離脱)をほとんど知らずに知らせを受ける経験をしたんだ」

 リンスはmotorsport.comのポッドキャスト独占インタビューでそう語った。

「彼は(離脱が)発表される前日に僕に電話してくれて、チームを離れるんだと伝えてくれた」

「最初はジョークだと思ったよ。だけどそれは真実で、本当に驚かされた」

「彼はスズキのために信じられないほどの仕事をしてくれた。そして今、彼にとっての新たな冒険が始まるんだ」

 またリンスは2017年に自身がスズキのライダーとなるチャンスを与えてくれたことに感謝しているとも付け加えている。

「僕たちはとてもいい関係をこれまでに築いてきた。彼がこの数年間に渡って行なってきた全ての仕事や、(Moto2で)怪我の多い厳しい年を送っていた僕にチャンスを与えてくれたこと、そして信じ続けてくれたことを本当に感謝しているということさ」

 ブリビオ離脱によるスズキへの影響は大きいと考えられるが、リンスとしてはチームの“調和”へ急激な影響をもたらすとは思っていないようだ。

「それ(ブリビオの離脱)が何に影響するか、しないのか、僕には分からない」と、リンス。

「もちろんブリビオという存在を失うことで喪失感はあるだろうし、間違いなく影響はあるだろうね。でも僕はネガティブには思っていない」

「チームの調和は信じられないほどのものだ。それが彼と作ってきたものだ。ダビデがいなくなることでそれにも変化はあるかもだけど、それほど大きなものではないと思う」

 またMotoGPは1月中旬になり、新型コロナウイルスの影響で2月開催予定だったセパンテストを中止すると発表した。

 リンスはセパンテスト中止については残念だと言う。しかし2020年と2021年ではレギュレーションでマシンの開発が制限されていることもあり、カタールテストのみとなっても大きな問題は無いと予想している。

「新エンジンと新シャシーで新シーズンを始めなくちゃならないというなら、それはより複雑な事態となっていただろうね」

「でも昨年のバイクでシーズンを始めるなら、カタールでの3日間のテストで十分だと思うよ」

「少なくとも僕にとってはそうだ。でもメーカーを移籍するポル(エスパルガロ)や(ダニーロ)ペトルッチにとってどうなのかは分からない」

「ただ僕のケースではそれで十分だと思う」

 なおリンスは2020年シーズンの序盤で負った肩の怪我について、オフシーズン中に手術は受けなかったことも合わせて明らかにしている。

 またMotoGPはカタールテストについて新たにシェイクダウンとオフィシャルテストの日程を追加することを14日(木)に発表している。

 

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この記事について

シリーズ MotoGP
ドライバー アレックス リンス
チーム Team Suzuki MotoGP
執筆者 Oriol Puigdemont