「パフォーマンスは良かったのに……」ロッシ、悪夢の“3連続”転倒リタイア。原因は不明?
ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、MotoGPフランスGPのオープニングラップで転倒してしまったが、その理由がわからないと語っており、3戦連続のリタイアを「凄く残念だ」と悔いた。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ル・マンのブガッティ・サーキットで行なわれたMotoGP第10戦フランスGP。ヤマハのバレンティーノ・ロッシは10番手から追い上げるレースをスタートさせたが、彼のフランスGPは1周もせずに終わってしまった。
ロッシは集団の中心付近のポジションでシケインを迎えたが、そこでリヤタイヤが暴れ、結果として転倒を喫してしまった。再始動を試みるも最終的にはリタイア。これでロッシはエミリア・ロマーニャ、カタルニアに続いて3戦連続でのリタイアとなってしまった。
レース後、取材に応えたロッシは転倒原因が分からないと語り、競争力があったであろうフランスGPを走りきれなかったことについて残念がった。
「とても残念だ。あのコーナーでのクラッシュするべきじゃない」
ロッシはそう語る。
「良いスタートを切っていたし、最初のカーブの時点で良い感じだった。ターン3には全員がとても落ち着いて進入していた。寒くて、コンディションはとても厳しかったからね」
「僕もゆっくりと(コーナーに)入っていったんだ。転倒はリヤタイヤからだったけど、正直に言えばその時に何が起こったのか、よくわかっていないんだ」
「プラクティスでのパフォーマンスは悪くなかったし、かなり競争力があったけれど、直近3レースではポイント獲得すらできていない。だからとても不運な期間だよ」
レース直前の降雨によるフルウエットという難しいコンディションの中、転倒を喫したのはロッシだけではない。スズキのアレックス・リンスも、優勝争いを演じながらも、レース終盤の20周目というタイミングで転倒を喫している。
リンスは16番手スタートからポジションを上げていき、11周目には表彰台争いに加わった。好結果目前での転倒だったが、彼もロッシと同じようにターン3での店頭は“予想外”だったと振り返った。
「残念だ。クラッシュ前には素晴らしいレースをしていたから、なおさらね」とリンスは言う。
「タイヤを暖めるのが難しかったんだけど、なんとかそれに対処できたし、いくつかポジションを上げることができた」
「フロントタイヤには良い感触があった。そして(アンドレア)ドヴィツィオーゾと(ジャック)ミラーと何度も戦った」
「(ダニーロ)ペトルッチは差を広げようとしていたけど、ミラーがエンジンの故障で離脱したことで2番手に上がった僕も、ペトルッチを追いかけようとしていた。そして、ちょうどその時に転倒してしまった」
「僕はその場所(ターン3)で上手く走れていたんだ。完全に予想外なものだったよ」
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