Other open wheel Macau FIA FR World Cup
マカオF4レースで佐藤凛太郎が3位表彰台! 父・琢磨の優勝思い起こさせるマシンで激走……予選レースのペナルティで11番手発進も追い上げ
2025年マカオGPのレースウィークに行なわれたF4ワールドカップでは、佐藤凛太郎が3位表彰台を獲得した。
編集: 2025/11/16 6:15
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写真:: Macau Grand Prix Organizing Committee
マカオ・ギア・サーキットで開催されている第72回マカオグランプリでは、“マカオGP”の冠がかかったフォーミュラ・リージョナルによる『FIA FRワールドカップ』の他に、F4マシンで競われる『FIA F4ワールドカップ』が同時開催された。そこでは、ホンダ育成ドライバーの佐藤凛太郎が3位に入った。
昨年はFRワールドカップに出場していた佐藤凛太郎は、2度目のマカオ挑戦。父である佐藤琢磨が2001年のマカオGPで優勝した時とほぼ同じマシンカラーリングでレースに臨んだ。予選レースでは7番グリッドから3位でフィニッシュしたが、フォーメーションラップ時の手順違反によってタイムペナルティを受け11位に。10周の決勝レースは中団から追い上げを期すことになった。
決勝レースはマカオらしく、1周目から波乱含みとなった。スタートが切られ、事実上の1コーナーであるリスボアまでの先陣争いが繰り広げられる中、高速の緩い左カーブであるマンダリンで2台がクラッシュ。その1台は、日本のFIA F4を代表しての参戦となっていた佐藤樹で、8番グリッドからのスタートだった彼は他車のクラッシュに巻き込まれる不運な形でレースを終えた。
さらに直後のリスボアで1台のマシンがバリアに刺さったことで、佐藤凛太郎は6番手まで順位を上げた。一方、予選2番手ながら予選レースのリスボアでクラッシュし、下位からの追い上げとなっていた中村紀庵ベルタはトラブルによりピットへ。これで残る日本勢は佐藤凛太郎のみとなった。
佐藤凛太郎はセーフティカーリスタート後のマンダリンで1台をオーバーテイクし、5番手浮上。その後は激しい争いを繰り広げる上位集団を虎視眈々と狙っていき、8周目にはまたしてもマンダリンでオーバーテイクを決めて4番手に上がった。
すると8周目の山側セクションで、2番手を走っていたラヤン・カレッティがガードレールにヒット。狭いコースの中でコントロールを失うカレッティのマシンを佐藤凛太郎は間一髪で交わし、ついに表彰台圏内の3番手となった。
レースは再びセーフティカー先導となり、そのままチェッカー。優勝はジュール・ルセル、2位はエマヌエレ・オリヴィエリ、そして3位が佐藤凛太郎であった。
レース後の記者会見で、佐藤凛太郎は次のようにレースを振り返った。
「とてもタフなレースでした。ここはオーバーテイクが難しく、山側セクションに関してはほぼ抜くのが不可能という中で、11番手スタートというのは厳しかったです」
「良いスタートができて、幸運にもアクシデントも避けることができました。そしてマカオではとにかくコースに留まることが重要なので、そこを意識していました。この結果はとても嬉しいですね」
予選レースでは、フォーメーションラップで7番グリッドから離れる際に8番グリッドのドライバーに抜かれてしまい、そこから第1セーフティカーラインまでに隊列の本来のポジションに戻らないままグリッドについてしまったことで、ペナルティを受けた佐藤凛太郎。当時の状況については「ポールポジションのドライバーが少しストール気味だったので、奇数グリッドのドライバーは少し発進が遅れ、僕は8番手のドライバーに抜かれたのですが、それから彼の前に出るチャンスがありませんでした」と説明した。
もし決勝レースを3番手からスタートできていれば、また違った展開があったのではないかと尋ねられた彼は「レースなので、どうなったかは分からないですね。クラッシュしていた可能性だってありますし。でも3番手スタートなら良いチャンスがあったと思います」と笑顔を見せた。
Reporting by Jamie Klein
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