太田格之進「勝利したような気持ち。内容としては満点」雨に翻弄され7位もレースに満足
スーパーフォーミュラ第4戦鈴鹿で7位となった太田格之進だが、レース内容には満足しているという。
Kakunoshin Ohta, DOCOMO TEAM DANDELION RACING
写真:: Masahide Kamio
5月23日、鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーフォーミュラ第4戦で太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は7位フィニッシュ。レース中の好調な走りは結果に繋がらなかったものの、内容には満足しているという。
絶好調な2026年シーズンを過ごしている太田だが、第4戦の予選ではアタックをまとめきれず、さらにトラックリミット違反もあったため12番グリッドと後方寄りのスタート位置となった。
ただ決勝が始まると、序盤からオーバーテイクを連発。早めにピットに入る戦略をとると好ペースな走りで上位との差を縮めていった。レース中盤の野中誠太(KCMG)のクラッシュでセーフティーカー(SC)が出動した後、雨がぱらつき出した中のリスタートで太田は岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)を抜き先頭に浮上。今季3勝目を射程に収めた。
しかしその後の降雨状況が大きな影響を及ぼした。太田をはじめとする上位陣は路面状況の悪化を受けてウエットタイヤに交換したが、その後雨が弱まって路面状況が改善されたことで、スリックタイヤでのステイアウトに賭けたドライバーに対して勝負権が無かったのだ。
結局、雨に翻弄される形で7位フィニッシュに留まった太田。しかしレース内容には満足していると語った。
「作戦通りで、いつも通りな感じでレースが進んでいました。その後の雨は、正直神のみぞ知る状況でした。強いレースを見せれたんじゃないかなと思ってますし、内容には満足してるので、気持ち的には優勝したような気持ちです」
「セーフティカー明けのダンロップ(NIPPOコーナー)ではフラフラで、まずいなという状況でした。ザック(オサリバン/TEAM IMPUL)選手がすごい勢いで追い上げていて、抜かれると優勝がなくなる可能性もあるなと思ったので、早くSCが出てくれと思いつつ、雨でどういう挙動をするか分からない中である程度プッシュしなければならず、神経を使いました。ただ、なんとか守れました」
「その後(2度目の)SCが出ましたが、ヘアピンの先のマッチャンコーナーですごくスライドしてしまって、スプーンの手前ではほぼハーフスピンのような状態で、スプーンの1個目ではコースオフしそうになるくらい、難しい状況でした。その中で今回は半分がギャンブル、半分が正攻法の戦略判断をして、ギャンブルした方が勝っただけだと思います」
太田は今回のような状況における戦略判断の難しさについても言及。ステイアウトの判断も理解できるものだったとしており、今回は運が無かったという認識を示した。
「明確に雨が降るという状況なら(チームの)指示に従うだけですが、レーダーには映っていない霧雨のような雨が強くなったり弱くなったりという状況だったので、チームとしても判断できない状況でした」
「チームからは『レインタイヤの準備ができている』とだけ伝えられましたが、僕が入ると決めました。ステイアウトするクルマもいると思っていましたが、あそこまでたくさんステイアウトするとは思っていませんでした。彼らの順位ならステイアウトするという選択も理解できます。神がそちらに微笑んだだけだと思います。やれることは全てやったと思いますし、本来の(ドライの)ペースはかなり強いものがあったので、内容としては満点です」
なお太田はレースペースが良かったことについては、想定通りだったと説明。予選では風向きなどのコンディションに苦しんだものの、ポールポジションを獲れるポテンシャルはあったとして、翌日の第5戦に向けても自信を示した。
「元々決勝のペースは強いだろうなと思ってましたし、やはりそこは心配してませんでした」
「予選は1分36秒台中盤くらいまでタイムが上がると思っていたので、それを想定したアタックをした結果、オーバープッシュになったのかもしれません。難しかったのは、昨日と風の向きが完全に真逆だったことです。コーナーごとに色々切り分けて考えないといけなかったのが難しかったなと思います。ただ、うまくまとめられたら余裕でポールポジションを取れたと思うので、明日こそポールを取りたいと思います」
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