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新規参戦もQ2進出&ポイント獲得で存在感見せるBuzz MK。クールに見えるスタネック、実は無邪気でおふざけ大好き? 監督明かす

今季からスーパーフォーミュラに参戦しているロマン・スタネック。Buzz MK RACINGの長谷川謙一監督によると、クールに見えるというイメージに反して無邪気な人間なのだという。

Roman Stanek. NAVIKURU Buzz MK RACING

写真:: JRP

 今季のスーパーフォーミュラでは新たにグリッドに加わったチームがいくつかあるが、そのひとつであるナビクル Buzz MK RACINGは、元FIA F2ドライバーのロマン・スタネックを擁する1台体制で随所に存在感を発揮している。

 Buzz RacingとKONDO RACING(エムケイカンパニー)によるジョイント体制のBuzz MK RACINGは、開幕前の合同テスト直前に発足が発表され、同テスト内で新車のシェイクダウンが行なわれるなど、慌ただしいシーズンスタートとなった。それでも、第1戦もてぎの予選ではスタネックがQ1を突破して9番グリッド獲得、決勝でも10位でフィニッシュして初入賞を記録した。さらには第3戦オートポリスでもQ2進出を果たした。

写真: Masahide Kamio

 怒涛のシーズン序盤戦だったこともあり、ここまでの日々を振り返る間もなかったと語るのは長谷川謙一監督。新チームで良い滑り出しをするためにも、ガレージ内の雰囲気作りには力を入れたといい、「みんなが円滑に仕事ができるような人間関係や雰囲気にできるよう、常に笑顔で前向きに、ポジティブにいこうとロマンやチームに言っていました」と話した。

 そんなポジティブなアプローチは、レースウィークでのオペレーションにも反映されている。長谷川監督は、Buzz MKの97号車はKONDO RACINGの3号車、4号車とセットアップデータを共有しながらも、オリジナルのトライを積極的にしているのだという。

 セットアップを司るチーフエンジニアはチャンピオン経験もある阿部和也エンジニアで、スーパーフォーミュラ参戦経験のある木村偉織がドライビングアドバイザー兼通訳を務め、円滑なコミュニケーションにも貢献している。下地となるパッケージの実力も十分にある。そこにスタネックのフィードバック力も加わり、マシンは最適な作動領域に近いところまで持って来れているようだ。

阿部エンジニア(左)と木村(中央)がスタネックを支える

阿部エンジニア(左)と木村(中央)がスタネックを支える

写真: Masahide Kamio

「我々はKONDO RACINGさんにもお世話になっていて、3台目という側面があります。3台でしっかりと良いところ悪いところを共有しているのですが、うちはある程度オリジナルなところを出しています」

「やはり挑戦者の部分がありますから、どんどん試していこうと。それをまた3号車、4号車にも共有して……というところで、非常に良い形でやれているかなと思います」

 そして、そんなチームの雰囲気にも助けられて、今季初めて日本のレースカテゴリーを戦う22歳のスタネックも自身の“素”を出せるようになっているようだ。

 スタネックはメディア対応の際もあまり表情豊かなタイプではなく、クールで淡々とした語り口が印象的。チーム会見の質疑応答でも、スタネックがクールな印象であるという話題がメディア側から出たが、長谷川監督はそれを否定し、むしろ真逆のパーソナリティなのだと明かした。

「ロマンがクールだというコメントがありましたが、みなさん勘違いしてますね(笑)」

「子供なところもあるし、めちゃくちゃ明るい青年です。ふざけるし、女の子好きだし、日本語も下ネタが好きだし……(笑)。本当にどこにでもいる若い日本の男の子と変わらないです。皆さんの前ではカッコつけているところはあるのかなと思います」

 この長谷川監督のコメントについて、早速スタネック本人にも伝えてみたが、彼は笑顔を見せてこう語った。

「もっとふざけられるんだけど、問題は日本人のみんなに全部は伝わらないということかな!(笑)」

「でも長谷川さんがチームに深く関わってくれるのはありがたいし、イオリ、アベサンと一緒にやれることも嬉しい。チームの雰囲気は良いよ」

 また長谷川監督は会見冒頭で、スタネックが来日当初「精神的にナーバスになっているところもあった」として、彼のメンタルケアも心がけていたと話していたが、これは日本食が口に合わないという点が大きかった様子。今ではレースウィーク中はステーキレストランなどで食事をとっているという。

写真: Masahide Kamio

 今後もトップ10の争いに積極的に絡んできそうな予感のBuzz MK RACING。草の根レベルから様々なモータースポーツカテゴリーに携わる長谷川監督は、チームの今季の目標、そして中長期的な目標についてこう語った。

「今年立ち上げのチームですから、予選ではQ2進出、決勝は6位を具体的な目標に掲げています。表彰台ですとか、そういったところはまだイメージできません。ちゃんとイメージできるところから目指していきたいと思っています」

「そして、このチームをしっかりと何年も継続させていくこと。中長期的な目標としては、我々のチームを含めて、このスーパーフォーミュラをしっかりプロリーグ化していきたいです。色んな企業から出資を受けられるような形をこのチームから作り上げ、対外的にも発信をしていきたいです」

「我々のチームは海外のドライバーも多いのですが、スーパーフォーミュラがもっと世界から注目されて、スーパーフォーミュラに乗りたいというドライバーがどんどん来るようになれば、プロフェッショナル化も進んでいくんじゃないかと思っています」

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