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星野一義、日本モータースポーツ界“次の50年”を憂う「発展してほしいけど今のままでは無理! もっとレースを認めてほしい」

星野一義は、日本モータースポーツ界のさらなる発展を願っているものの、自動車レースが国民に認められ、地位が向上していかない限りは難しいのではないかと厳しい見方を示した。

Kazuyoshi Hoshino, carenex TEAM IMPUL

写真:: Masahide Kamio

 日本最高峰のフォーミュラ選手権であるスーパーフォーミュラは、前身の全日本F2000選手権発足から50年を迎えることから、“次の50年”に向けたプロジェクト『SUPER FORMULA NEXT 50(SF NEXT 50)』を発足させた。ドライバー、そして監督として日本のレース界を牽引してきた中嶋悟は、日本レースプロモーション(JRP)会長として会見でその熱い思いを語った。

 そんな中嶋会長と共に、日本のレースシーンを盛り上げてきたのがTEAM IMPULの星野一義監督だ。国内トップフォーミュラには、F2000、F2、F3000、そしてフォーミュラ・ニッポンまで参戦し、多数のタイトルを獲得。以降は監督として多くの名ドライバーを輩出してきた。

 星野監督もスーパーフォーミュラ、ひいては日本のレース界のさらなる発展を願うひとりだ。しかし、日本のレース界は文化や国民性の影響もあってか、その貢献度に対して地位が比例していかないとして、次のように嘆いた。

「鈴鹿サーキットが作られて、ホンダがマン島を制して……ホンダ、トヨタ、日産をはじめとする自動車メーカーがレースでの活躍で得たものは大きいです。スーパーチャージャーもターボチャージャーも、レースで耐久性など熟成させた上で、市販している訳です」

「もう少し、自動車レースというものを認めてほしいよね。自動車レースはスポーツとして認められていない節があるし、その辺りはもどかしいです」

「日本の自動車産業は大きく伸びていって、世界一の自動車産業国として発展しました。しかし、レース業界は伸びていかない。レースだけは理解してもらえていないんですよ。一方でイギリスは日本ほど自動車産業が伸びていないけど、F1をはじめフォーミュラの技術はほとんどイギリスに集まり、ビジネスとしても成功しています」

「(その理由は)国民性だと思います。16歳でオートバイの免許を取っても、学校では乗ってはいけない、というところもある。未だに『オートバイ=不良』、『勉強する子だけが良い子』という風潮がある訳ですよね。それは大きな間違いです。僕はレースで挨拶を覚えて、ビジネスも覚えましたから。これではハッキリ言って日本(のレース界の発展)は無理! もちろん、夢としてそうなって欲しい(発展してほしい)という思いはありますけどね」

 そう本音をぶつけてくれた星野監督。ただ、レースに全てを捧げ、人生に必要なものもレースで学んできたからこそ、最後の最後までレース界に恩返しをしていきたいという思いは誰よりも強い。

「僕はレースに感謝しています。日本を代表するたくさんの企業が自分を救ってくれた。本当に感謝しています。感謝、感謝。だから資金がなくなるギリギリのところまでレースを続けようと思っています」

 
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