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天候回復も、レースは大荒れ。13番手スタートの笹原右京が悲願の初優勝|スーパーフォーミュラ第6戦

2022年スーパーフォーミュラの第6戦が富士スピードウェイで行なわれ、波乱のレースを笹原右京(TEAM MUGEN)が制し、スーパーフォーミュラ初優勝を挙げた。

笹原右京, TEAM MUGEN

写真:: Masahide Kamio

 2022年スーパーフォーミュラ第6戦富士が、7月17日に開催された。優勝したのは笹原右京(TEAM MUGEN)。スーパーフォーミュラ初優勝となった。

 全10戦で争われる今季のスーパーフォーミュラも、後半戦に突入。第6戦の舞台は4月の第1戦・第2戦以来となる富士スピードウェイだが、予選日は不安定な天候に。予選は急遽30分の計時セッションで行なわれ、雨量が強くなる前に好タイムを出した関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)がポールポジション、2番手には坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)が続いた。また、ポイントリーダーの野尻智紀(TEAM MUGEN)も3番グリッドを確保した。

 決勝日は午前中に小雨が降ったものの、決勝スタート時刻の14時30分には太陽も顔を出し、気温27℃、路面温度37℃で蒸し暑さを感じる気候となった。

 レースはフォーメーションから波乱。ホームストレートに戻ってきた松下信治(B-Max Racing Team)がウィービング中にコントロールを乱してコースオフ。車両がコース脇にストップしたため、エクストラフォーメーションラップが行なわれることとなり、レース周回数は1周減算で40周となった。なお松下は牽引によりピットレーンに戻った後にエンジンを再始動することができたため、ピットレーンからスタートすることとなった。

 スタート直後の1コーナーでも、中団で三宅淳詞(TEAM GOH)、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)、平川亮(carenex TEAM IMPUL)の3台が絡む事故が発生した。スピン状態に陥った平川は三宅と接触し、両車ダメージを負いリタイア、大湯もフロントウイングのダメージにより緊急ピットインし順位を落とした後、ドライブスルーペナルティを科されてさらに後退した。

 波乱はさらに続いた。3周目にはコカ・コーラコーナー手前で山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)とサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)が接触し、フェネストラズがタイヤバリヤに激突。マシンは宙を舞い、リヤセクションがちぎれる大クラッシュとなったが、幸いフェネストラズは自力でマシンを降りた。なお山本はこの接触でドライブスルーペナルティを受けた。

 この事故処理のためセーフティカーが出動した。ピットレーンからスタートを切った松下もマシンをガレージに入れており、この時点で既に4台が戦線を離れたことになった。

 レースは10周目に関口、野尻、坪井のオーダーで再開した。野尻はピットウインドウがオープンとなる11周目(10周終了時)にピットに入り、タイヤを交換。一方で関口、坪井はレース後半までステイアウトする作戦を採り、その2台に13番手スタートの笹原右京(TEAM MUGEN)が肉薄するという展開になった。

 レースリーダーの関口は26周目にピットイン。チームは5.3秒という素早いピット作業でコースに送り出し、野尻の前で復帰することに成功した。しかし、ダンロップコーナーの立ち上がりで左リヤタイヤが脱落してスピン。久々の優勝が見えていた関口だが、まさかの形でレースを終えることになってしまった。

 これで2度目のセーフティカー出動。その直前にピットインし、野尻の前でコースに戻ることができた坪井だったが、その翌周、セーフティカーラン中にピットインしてロスタイムを最小限に抑えた笹原が、その坪井の前でコースに。レースリーダーは一躍笹原に変わった。

 レースは31周目に再開した。リスタートを決めた笹原は坪井とのマージンを確保し、そのまま首位の座を譲らずトップチェッカー。今季ついにフル参戦シートを獲得した笹原が、悲願のスーパーフォーミュラ初優勝を成し遂げた。野尻も3位に入ったTEAM MUGENが歓喜に沸く中、2位となった坪井は自らに優勝のチャンスが巡ってきていただけに、悔しさを隠しきれない表情でパルクフェルメを後にした。

 王者争いは、平川とフェネストラズのリタイアにより、ポイントリーダーの野尻がさらにリードを広げて残り2大会4レースに臨むこととなった。野尻93点に対し、ランキング2番手の平川が64点、同3番手のフェネストラズ57点だ。

 
 
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