米ホンダHPD、米フォーミュラ・リージョナル王者へのスーパーフォーミュラ参戦スカラシップ付与を継続へ
ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメントは、2022年、2023年のフォーミュラ・リージョナル・アメリカズ選手権王者に対してスーパーフォーミュラ参戦のスカラシップを提供すると発表した。
写真:: Masahide Kamio
ホンダのアメリカにおけるモータースポーツ活動を担うホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)は、フォーミュラ・リージョナル・アメリカズ選手権(FRA)の王者がスーパーフォーミュラに参戦するためのスカラシップ制度を設けているが、これは今後2年間も継続されるようだ。
FRA王者に60万ドル(約6812万円)相当の資金援助を行ない、ホンダ/M-TECエンジン搭載車からのスーパーフォーミュラ参戦を後押しするこの制度は2021年から始まった。しかし、同年のFRAを制したケフィン・シンプソンは、今なお続く渡航制限などに対する懸念から、HPDと相互に合意した形でスーパーフォーミュラ参戦を見送ることとなった。
ただ、この制度は2022年、2023年のチャンピオンにも適用されることがHPDによって発表された。HPDの発表によると、このスカラシップ制度には、「FRAチャンピオンが翌年のスーパーフォーミュラで戦う上で適切なチームをホンダの日本法人が指定する」という要項も含まれているという。
さらに、スカラシップを得たドライバーは「ホンダとHPDの公式アンバサダー」として、スーパーフォーミュラ参戦中はホンダドライバーの一員としてPR活動などに参加するようだ。
HPDの商業部門の責任者であるジョン・ホワイトマンは次のようにコメントしている。
「このスカラシッププログラムは、グローバルなドライバーを育成するための機会であり、ホンダのバックアップでトップレベルのレースへと進む道筋を作るものだ」
「フォーミュラ・リージョナル・アメリカズ選手権のチャンピオンは、FIAスーパーライセンスポイントを18点手にする。そしてスーパーフォーミュラでチャンピオンに輝けば25点。つまり、両方のタイトルを手にすることで、F1参戦に必要な40点を超えるスーパーライセンスポイントを獲得できるのだ」
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