「鈴鹿の分を取り返す」17号車KEIHINのバケット、王座争いも視野に入れ決勝に臨む
2020スーパーGT第4戦もてぎ。#17 KEIHIN NSX-GTのベルトラン・バケットが決勝への意気込みを語った。

ツインリンクもてぎで行なわれている2020スーパーGT第4戦。GT500クラスで予選2番手を獲得した#17 KEIHIN NSX-GTのベルトラン・バケットは、前回の鈴鹿で思うようにポイントを獲得できなかった分を、今回のもてぎで取り戻さなければならないと気を引き締めていた。
予選は時より雨がパラつき、タイヤ選択に悩むというコンディションだったが、17号車はQ1をバケットが担当し3番手で通過。Q2では塚越広大がアタックしてトップに0.2秒差に迫る1分44秒079で2番グリッドを獲得した。
「Q1で雨が降り始めてコース上はダンプ状態だったが、スリックタイヤで十分に行ける状況だった。公式練習のことを考えるとトップ6圏内に入ることを目標としていたが、クルマをさらに修正して最終的に3番手に入ることができた。この調子を(塚越)広大もキープしてくれると嬉しかったんだけど、最終的に2番手を獲得してくれた。特にQ2はすごくトリッキーなコンディションでセッション開始時に雨が降り出してコースオフもしていた。そこでウエットタイヤを使用したけど、それがうまく機能してくれた」
「決勝はドライになりそうだし、それを望んでいるけど、どうなるかわからない。僕たちはドライの方が競争力はありそうだけど、もし雨になったら運も昼ようになってくるかもしれない」
そう予選を振り返ったバケット。前回の鈴鹿では序盤から上位に食い込むレースを展開していたが、途中のピットストップで時間がかかってしまったこともあり最終的に8位でフィニッシュ。彼らにとっては悔しいレースとなってしまった。
彼らは現在ドライバーズランキング5位につけており、チャンピオン争いのことを考えてもランキング上位の車両より前でフィニッシュしたいと語るとともに、鈴鹿でポイントを稼げなかった分、今回のもてぎで大量得点を狙っていきたいと意気込みを見せた。
「前回の鈴鹿ではタフなレースになってしまったけど、その原因がわかった。セットアップの部分に問題があって、それがレース後に判明した。ここは感覚的に(鈴鹿と比べて)富士に似ている要素が多いから、良いレースができるだろう」
「もちろん、僕たちはチャンピオンシップのことも考えなければならない。特に100号車や14号車、そしてトムスの2台が僕たちの後ろにいる。このレースで彼らよりも前でフィニッシュして、鈴鹿でポイントを獲得できなかった分を取り戻さなければならない」
「鈴鹿ではピット作業に手間取ったことが痛かった。あれがなければ表彰台には絡めていたかもしれない。非常に大きなミスだったかもしれないけど、そこから挽回しなければならない。決勝に向けて僕たちは良いポジションを得ることができ、大きな仕事のひとつを終えることができた。決勝ではミスをせずに走り切ることが一番重要な仕事になるだろう」
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