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GR GT3がついに実戦登場! TEAM ENEOS ROOKIE、スーパーGTもてぎ大会でGR GT3 conceptを特認オープン参加へ

スーパーGT第3戦・第8戦もてぎでは、TEAM ENEOS ROOKIEがGR GT3 conceptでオープン参加することとなった。

戎井健一郎

編集: 2026/10/27 10:36

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特認でもてぎにオープン参戦するROOKIE RacingのGR GT3 conceptと、これまで使ってきたメルセデスAMG GT3

特認でもてぎにオープン参戦するROOKIE RacingのGR GT3 conceptと、これまで使ってきたメルセデスAMG GT3

 10月26日、スーパーGT第3戦・第8戦(最終戦)もてぎのエントリーリストが発表。これに伴い、GT300クラスのTEAM ENEOS ROOKIEが車両をGR GT3 conceptに変更することが明らかにされた。

 トヨタ/GAZOO Racingが手がける新たなレーシングカーとして、「ドライバーファーストの追求」をテーマに開発が進められてきたGR GT3。そのデビューの時が待たれていたが、“GR GT3 concept”という形で実戦に姿を見せることになった。

 この車両を使用するのはルーキーレーシングだ。“モリゾウ”ことトヨタ自動車の豊田章男会長がオーナーを務めるこのチームは、2026年シーズンから“TEAM ENEOS ROOKIE”としてGT300クラスへの参戦を開始。車両はトヨタ車ではなく、同チームがスーパー耐久で使っていたメルセデスAMG GT3だったが、将来的なGR GT3での参戦を見越してのエントリーであることは明白であった。

 AドライバーでありGR GT3の開発も担ってきた石浦宏明は今年春のインタビューで、ルーキーレーシングが今季からGT300に参戦するのは「たまたま今年からGT300に出られる状況になったという、タイミングの話もある」として、「個人的には最初からGR GT3で出られればよかった」と、GR GT3が開発途中で実戦投入のタイミングを見計らっている状態であることを示唆していた。

 GR GT3デビューはいつになるのか注目されてきたが、11月にモビリティリゾートで行なわれる第3戦、第8戦での投入が決まった。ただあくまでコンセプトモデルということもあり、チームのプレスリリースによれば「GTA及び関係各所の皆様のご協力により、特認でオープン参戦」とのこと。石浦は第7戦オートポリスを終えた段階で逆転チャンピオンの可能性も残していたが、もてぎラウンドはルーキーの鈴木斗輝哉と共に賞典外でレースを走る。

 チームは今回の発表に際し、「これまで共に戦ってくれたMercedes-AMG GT3、車両を提供していただいた中升集団の黄毅さん、そしてチームの活動を継続的にサポートしてくださったMercedes-AMGの皆様にも、改めて感謝を申し上げます。本当に、本当にありがとうございました !」と感謝の言葉を記している。

■ドライバーラインアップにも動き

 また今回のエントリーリスト発表では、GT300のいくつかのチームでドライバーラインアップに動きがあった。

 まずCARGUY MKS RACINGは既報の通り、フォーミュラEのテストで欠場となったザック・オサリバンに代わり、2023年のGT500チャンピオンである宮田莉朋が助っ人加入。トヨタ育成の梅垣清のパートナーを務める。宮田は2024年から3シーズンにわたってFIA F2を戦っており、来季の去就も注目されるひとりだ。

 今季限りでのスーパーGT引退を発表した織戸学は、今季ここまでapr30号車の第3ドライバーとして長距離レースで走るような形だったが、250kmで競われる第3戦、第8戦では共にAドライバーとして登録されている。先日のオートポリス戦ではスタートドライバーも務め、レース勘も取り戻したはず。若手の平良響とコンビを組み、ラストランへと臨む。

 またANEST IWATA Racingも、Bドライバーがリ・ジョンウから三井優介へと変更になっている。三井は先日の第7戦オートポリスで第3ドライバーとしてエントリーすると、事実上のデビュー戦ながら予選Q1突破の大役を果たし、決勝でも安田裕信と共に3時間レースを9位でフィニッシュしてチームに今季初入賞を届けるなど、大いに活躍していた。

Yusuke Mitsui, Hironobu Yasuda, #26 ANEST IWATA GAINER Z

Yusuke Mitsui, Hironobu Yasuda, #26 ANEST IWATA GAINER Z

写真: Masahide Kamio

 そして思わぬ形でのエントリー変更となったのはD’station Racing。レギュラードライバーのひとりである藤井誠暢には、もてぎ大会での出場停止(参加拒否)の裁定が下ったのだ。

 777号車D'station Vantage GT3を駆る藤井は、第7戦オートポリスのチェッカー後に7号車CARGUY Ferrari 296 GT3に追突したことで、競技結果から2周減算という非常に重いペナルティを下されていた。そして10月26日に公示されたモラルハザードの通達一覧では、藤井にペナルティポイントが10点加算されたことが明らかとなった。ペナルティポイントが累積10点となると、次競技会の参加拒否以上の罰則が適用されるとレギュレーションには記されている。

 近年では類を見ないほどの重い罰則だが、上記通達では藤井の「危険なドライブ行為」が、モラルハザードについて記されたスポーティングレギュレーション付則-7の3. ガイドライン 1)一般原則の(8)に記された「威圧的、攻撃的意図をもつ接触行為」、また3. ガイドライン 3) 危険な行為、行動の定義の(2)に記された「報復行為、行動」にあたるとされている。

 開幕戦岡山を制してランキング上位につけていた藤井だが、逆転チャンピオンの権利は相方のチャーリー・ファグにのみ残される格好に。なお藤井の代役は近藤翼が務める。

 その他、土曜日の第3戦と日曜の第8戦でドライバーを入れ替えるチームもある。PACIFIC RACING TEAMは冨林勇佑は固定で、第3戦は久保凜太郎が、第8戦は藤原優汰がドライブする。R'Qs MOTOR SPORTSは第3戦で城内政樹、第8戦で庄司雄磨を、NILZZ Racingは第3戦で井田太陽を、第8戦で藤原大暉を起用する。

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