【スーパーGT】23号車NISMO、3位表彰台も“悔しすぎる”レースに。ミシュランタイヤの進歩には確かな手応え

23号車MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリは、スーパーGT第6戦で3位表彰台を獲得したものの、非常に悔しいレースだったと振り返った。

【スーパーGT】23号車NISMO、3位表彰台も“悔しすぎる”レースに。ミシュランタイヤの進歩には確かな手応え

 ロニー・クインタレッリと松田次生がドライブする23号車MOTUL AUTECH GT-Rは、スーパーGT第6戦オートポリスで3位表彰台を獲得した。しかしクインタレッリは優勝を狙えるレースだったと考えており、悔しい結果であったと総括した。

 23号車は予選で5番グリッドを確保。迎えた決勝レースでは、2度目のセーフティカーが出されたタイミングで64号車Modulo NSX-GT、8号車ARTA NSX-GTに次ぐ3番手を走行していた。

 レースは25周目にリスタートが切られると、それと同時に23号車の後ろを走るマシンが複数台ピットイン。それから遅れること3周、23号車は27周終了時にピットに入り、クインタレッリから松田にドライバー交代してコースに復帰したが、64号車と8号車だけでなく、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraにも前に出られてしまい、タイヤが冷えているアウトラップには1号車STANLEY NSX-GT、24号車リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rにオーバーテイクを許した。各車がルーティンストップを終えた段階で、23号車は6番手となった。

 23号車の松田は24号車と1号車を交わして4番手に上がったが、39号車を10周近く抜きあぐねてしまい、タイムをロスしてしまった。後の取材で39号車はトラブルを抱えていたことが明らかになっており、23号車にとっては大きな痛手となった。最終的に23号車は39号車をパスして3位でフィニッシュしたが、クインタレッリとしてはもっと上の順位でフィニッシュできたという思いがあるようだ。

「本当に悔しいです。特に2度目のセーフティカーで悔しい思いをしました」

 クインタレッリはmotorsport.comにそう語った。

「1回目のセーフティカーが終わった後のペースは良く、タイヤも十分持つという感触がありました。しかし2回目のセーフティカーがレースの決め手になりました。リスタート直後にピットに入った車両が得をしたんです」

「僕たちはステイアウトを選択しました。しかし次生選手がピットを離れた時、本来後ろにいるはずのマシンに前に立たれてしまいました。今回もオーバーテイクするのは非常に難しかったです」

「速さはあったのですが、DENSO(39号車)の後ろでかなりタイムをロスしてしまいました。最低でも2位に入れたと思います。特に2度目のセーフティカーがなければ(優勝した8号車と)戦うチャンスがあったと思います」

 悔しいレースになったと語るクインタレッリだが、ミシュランタイヤの弱点とされていた寒いコンディションで良いパフォーマンスを発揮したことについては、ポジティブに捉えている。

「ここ(オートポリス)は歴史的に見てもホンダ勢が速いコースですし、8号車は僕たちよりも軽いマシンでした。そんな中でも、彼らと戦えるペースがあった訳です。タイヤの進歩には満足しています。タイヤが非常に重要になる残り2レースに向けて自信になりました」

 これで23号車のふたりはポイントリーダーである1号車の山本尚貴との点差を縮め、ドライバーランキングで5番手となった。残り2戦での逆転タイトルの可能性も残しているが、クインタレッリは1号車が非常に強力なパフォーマンスを示していることから、23点の差を埋めることは簡単ではないと語った。

「かなりの差がありますし、何と言っても相手は1号車です」

「今回に関しても、1号車が(ピットアウト直後に)自分たちの前に出てきた時、『おいおい、(予選13番手の)彼らがなんでこんなところにいるんだ?』と思いました。そのくらい彼らは強いです」

「少なくとも、次戦のもてぎでも表彰台に上がれるといいですね。僕たちは一歩一歩進まないといけません。チャンピオン争いの話をするのは大げさです。大事なのは進歩を続けて来シーズンに繋げることです」

 

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