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タイヤに翻弄され、FCYで他車と接触……苦しい週末となった大湯都史樹が語る第3戦鈴鹿

スーパーGT第3戦鈴鹿で4番グリッドからスタートした16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT。後半スティントを担当した大湯都史樹は、最終的にGT300車両に追突してリタイアとなったが、その当時の状況について語った。

#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT

写真:: Masahide Kamio

 鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーGT第3戦で、16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTはホンダ勢最上位となる4番グリッドからスタートした。笹原右京がスタートドライバーを務め、4番手をキープして18周終了時に大湯都史樹にバトンタッチしたが、その後は厳しい展開となった。

 大湯が履いたタイヤはその後、「数字的にもまずい状況」となり、バーストなどの危険性があると判断したチームは緊急ピットインを選択しタイヤを交換。しかし状況は好転せず、さらにタイヤを替えてコースに出たところで、244号車HACHI-ICHI GR Supra GTの三宅淳詞と接触してリタイアに終わってしまった。

 大湯と三宅が接触したのは、デグナーを立ち上がってヘアピンに向かうセクションでのこと。この時、フルコースイエロー(FCY)が宣言された。FCYのボードが掲示されると、その10秒後に全車80km/h制限となるのだが、そのカウントダウンはレースコントロールからの無線と車両のディスプレイ表示で各ドライバーに知らされる。これらの情報を基に三宅が減速したところに、後ろを走っていた大湯が追突してしまったのだ。なお、この一件はFCY中の追突ということもあり、大湯にドライブスルーペナルティの裁定が下っている(リタイアのため未消化)。

 大湯と三宅のコメントを聞くと、これには複数の要因が重なっていたようだ。

 三宅は次のように語る。

#244 HACHI-ICHI GR Supra GT

#244 HACHI-ICHI GR Supra GT

Photo by: Masahide Kamio

「あのタイミングでFCYが出て、チームからもFCYだという連絡が入りました。ちょうど西コース(立体交差)に差し掛かっていたので無線が聞こえにくかったのですが、モニターは生きていたので、僕はモニター(のカウントダウン表示)とポストを見ながら走っていました」

 無線に頼ることなくディスプレイ上のカウントダウンを見て減速した三宅だったが、一方の大湯はディスプレイにカウントダウンが表示されていなかったようだ。

「ディスプレイの不具合でカウントダウンが表示されておらず、目視で確認できていませんでした」と大湯は言う。

「だから無線でのカウントダウンしか情報がありませんでした。そんな中で、前の車両はヘアピンに近付いたあたりでブレーキングすると予測していましたが、一番速度の出る場所でブレーキングしました。多少車間距離はあったのですが、履いていたタイヤが全然作動しない状況でしたし、ブレーキング自体はGT500よりもGT300の方が止まりやすいというのもあって……」

「ぶつかったことは確かですし、三宅選手含めチームには申し訳ないです」

 大湯としては、無線のカウントダウンと各車のディスプレイ上のカウントダウンにズレがなかったのかも疑問に感じている様子。「FCYに関しては、今回このような事例があったので、改善してほしいと思っている部分もあります。そもそも、タイヤがコントロールの範疇にあれば対応できたかと思いますが、そうではありませんでした」と悔しそうな表情で語った。

 
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