【スーパーGT】ホンダ陣営、予選でトップ7に4台送り込む好調ぶりに「オートポリスとの相性の良さはタイプSでも継承されている」
スーパーGT第7戦オートポリスでは予選上位に多くのマシンを送り込んだホンダ陣営。HRCはその要因について、オートポリスでの相性の良さが関係していると語った。

オートポリスで行なわれたスーパーGT第7戦では24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zがポールポジションを奪ったが、予選Q2に最も多くのマシンを送り込んだのはホンダ陣営であった。同陣営の5台中4台がQ2に進出し、100号車STANLEY NSX-GTが2番手、17号車Astemo NSX-GTが4番手、8号車ARTA NSX-GTが6番手、64号車Modulo NSX-GTが7番手に食い込んだのだ。
100号車も、持ち込みセットアップの状態での走り出しから好調で、それをそのまま予選でも維持した形。また17号車に関しても、公式練習の専有走行でクラッシュし、アライメントの調整もできないまま修復が終わったばかりのマシンで予選に臨み、結果的に塚越広大が4番手に食い込んだというから驚きだ。
「エンジンから前の部分に思った以上のダメージがありました。冷却系などが破損していました。ガードレールに直接当たったので、当たった場所が悪かったですね。アライメントも取れない中でよく頑張ったと思います」
そう語ったのは、HRC(ホンダ・レーシング)のスーパーGT・ラージ・プロジェクトリーダー(LPL)である佐伯昌浩だ。

修復が予選に間に合った#17 Astemo NSX-GT
Photo by: Masahide Kamio
また17号車のドライバーでクラッシュの張本人でもある松下信治も「予選ギリギリまで車が治らず、開始5分前くらいでようやく地面に車が落ちました。アライメントもとっていなくて本調子ではなかったですが、ここまで直してもらったチームの素晴らしさ、メカの能力に感謝です」と慌ただしかった予選を振り返る。
今季はここまで日産Zやトヨタ・GRスープラの後塵を拝することも多かったホンダ・NSX-GT勢だが、今回は予選で軒並み好位置につけた。これについて佐伯LPLは、やはりホンダ・NSX-GTとオートポリスとの相性の良さが大きな要因だと分析しており、「ここ数年、NSXは比較的オートポリスと相性が良く、予選で上位がとれています。それが(今季からの)タイプSになっても継承されているのだと思います」と話した。
振り返ると、ホンダは2017年からオートポリス大会でポールポジションを獲得し続けている(開催がなかった2020年は除く)。昨年も16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTがポールを獲得し、レースでは8号車が優勝を飾った。今回の決勝レースでもホンダ陣営が大暴れし、最終戦に向けてタイトル争いの趨勢を大きく変化させることになるのか注目だ。
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