レースレポート

WEC 24 Hours of Le Mans

12号車キャデラック、ル・マン折り返しでトップ。トヨタ8号車優勝争いもペナルティ受ける|ル・マン24時間レース:12時間

2026年ル・マン24時間レースはスタートから12時間が経過。折り返しのタイミングでレースをリードしているのは12号車キャデラックだった。

公開日時: 2026/06/14 2:28

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#12 Cadillac Hertz Team Jota Cadillac V-Series.R: Louis Deletraz, Will Stevens, Norman Nato

#12 Cadillac Hertz Team Jota Cadillac V-Series.R: Louis Deletraz, Will Stevens, Norman Nato

写真:: Rainier Ehrhardt

 第94回ル・マン24時間レースの決勝がスタートから12時間を経過した。レースが折り返しとなるこのタイミングでトップを走っているのは、12号車Cadillac Hertz Team JOTAだ。

 レースが6時間経過する頃には太陽が落ち始め、コースは闇に包まれだした。このタイミングで上位を争っていたのは、38号車Cadillac Hertz Team JOTA、20号車BMW M Team WRT、そしてトヨタ8号車。ピットインのタイミングで順位を入れ替えながらの総合首位争いとなっていた。

 ここまでレースは大きなトラブル無く進んできたが、7時間半を過ぎた頃に54号車Vista AF Corseが追突される形でスピンし、グラベルへ逸脱するとそのままスタック。その結果セーフティカー(SC)が出動した。これが決勝で初めてのトラブルらしいトラブルだった。

 このSC走行は50分ほど続き、隊列を組み直してレースは再スタート。先頭には8号車トヨタが立っており、20号車BMW、12号車キャデラック、38号車キャデラックと続いた。

 リスタート後は20号車BMWが2台のキャデラック勢につづけてオーバーテイクを許してしまい、4番手に後退。SCをきっかけにトップから離される厳しい展開となってしまった。

 その後も首位をリードしていた8号車トヨタはキャデラックとBMWに対し、1周早くピットイン。このピットタイミングの違いが、今後の展開にどんな影響を及ぼすのかが注目された。

 そんなトヨタ8号車は、レース開始9時間半を前に12号車キャデラックに急接近を許した。8号車のブレンドン・ハートレーがミュルサンヌのブレーキングでロックさせてオーバーランを喫し、それまで14秒ほどあったギャップを一気にはき出してしまったためだ。真後ろにつけた12号車キャデラックのウィル・スティーブンスからプレッシャーをかけられるようになった。
 
 その後ルーティンピットが進むと、キャデラックの2台とトヨタ8号車がトップ3の順位を入れ替えながらの戦いとなった。10時間半頃には、コース上でトヨタ8号車のハートレーが12号車キャデラックを追い抜いて2番手にポジションを上げるシーンもあった。

 以降はレース折り返しに向けて淡々とラップが積み重ねられていったが、11時間20分を前にしたタイミングで、LMP2クラスの25号車Algarve Pro Racing Teamがコースアウトしたことで、フルコースイエロー(FCY)が発令され、マシン回収が行なわれた。

 そのFCYが解除された直後、今度は12番手を走っていた19号車ジェネシスにトラブルが発生。コース脇にマシンを停止し、再びFCYが発令された。19号車自体はその後マシンを再起動できたが、大きくタイムロスする結果となった。

 ピットインのタイミングによって上位の順位も入れ替わるが、12時間が経過したタイミングでは12号車キャデラックがトップ。20号車BMW、38号車キャデラック、8号車トヨタというトップ4の争いが展開された。

 ただ8号車はFCY手順違反で調査対象となってしまい、その後ドライブスルーペナルティが科されることが決まった。上位争いを演じていただけに、痛いペナルティと言えるだろう。

 トヨタ7号車はレース序盤は不運からポジションも落としたが、その後は徐々にポジションを上げており、12時間時点では5番手を走行している。

 また順調に走行していた38号車キャデラックはトラブルがあり、12時間15分を前にガレージにマシンを入庫。修復作業に時間を取られることになった。

 レースは折り返しを過ぎたものの、まだ12時間が残っている。上位が互いに僅差の争いを繰り広げているため、ワンミスが命取りの状態だ。

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