大激戦の終盤戦に……BMWが現行WEC初優勝を1-2フィニッシュで決める。トヨタ決勝で順位上げるも5位まで|WECスパ6時間レース
スパ・フランコルシャンで、WEC第2戦の決勝レースが行なわれ、BMWが1-2フィニッシュを手にした。
#94 Peugeot Totalenergies Peugeot 9X8: Loic Duval, Malthe Jakobsen, Theo Pourchaire
写真:: Jakob Ebrey / LAT Images via Getty Images
WEC第2戦スパ6時間レースがスパ・フランコルシャン・サーキットで開催され、20号車BMW(ロビン・フラインス、レネ・ラスト、シェルドン・ヴァン・デル・リンデ組)が優勝を果たした。トヨタ勢は7号車が5位、8号車が10位となった。
予選では94号車プジョーがポールポジションを獲得。2番手は12号車キャデラックであった。トヨタ勢は12番手7号車、16番手8号車と、下位に沈んだ。
スタートは平穏そのもの。94号車が無難に首位をキープした。しかしレース序盤、LMGT3クラス首位の77号車プロトン・コンペティションのフォード・マスタングがプーオンでコースオフ。グラベルにハマってしまうことになった。これでこのレース最初のセーフティカーが出動した。
最初のピットストップのタイミングはアンダーグリーン。ここでトヨタの8号車とBMWの20号車は給油時間を短くしてピットアウト。他とは戦略を分けたことでポジションを上げた。
ただBMWの20号車が快調に飛ばす中トヨタの8号車はペースが上がらず、徐々に遅れをとっていく。
ただトヨタ8号車には好機が向く。レースの残り時間が3時間15分を切ろうかという頃、トヨタ8号車は3度目のピットン。しかしこのタイミングでLMGT3クラスのマシンからパーツが脱落したことで、この回収のためFCYが出される。8号車にとってはまさに絶好のタイミングだ。ただそれでも、8号車は20号車BMWにはついていけなかった。
予選でポールポジションを獲得した94号車プジョーには不運が待っていた。レースの残り時間が2時間15分という頃、ケメルストレートエンドのコーナー”レ・コンブ”で、LMGT3クラスの79号車アイアン・リンクスのメルセデスがコースオフ。そこからコースに復帰したところに、94号車プジョーが突っ込んでしまう。
これで両車は接触。特に94号車は左フロントを大破させてしまい、ゆるゆるとピットに戻るのが精一杯だった。なんとかピットに戻ったものの、すぐにマシンはガレージに入れられてしまった。
残り1時間を切ろうかというところ、ターン1のラ・ソースで51号車フェラーリがストップ。LMGT3のマシンにインに飛び込まれ、ブレーキが間に合わずに激突されてしまったのだ。これでマシンの右側面に大ダメージを負い、走行を継続できなかった。
これでバーチャル・セーフティカーが宣言され、その後セーフティカーに切り替えられた。これで20号車BMWが首位をキープし、2番手にもBMWの15号車という1-2体制。3番手には50号車フェラーリがつけた。
トヨタの7号車は4番手につけた一方、トヨタ8号車はVSC中に2回のピットストップを行ない、12番手まで下げていた。
残り35分を切ったところでレース再開。超スプリントレースの火蓋が切って落とされた。
その後、アストンマーティンの009号車がケメルストレートで35号車アルピーヌに仕掛けたところ、行き場を無くしてコースオフ……その後、009号車アストンマーティンはコントロールを失ってスピンし、ガードレールにクラッシュした。コース脇のブレーキングポイントを示す発泡スチロール製の看板も壊してしまう。
また2番手15号車BMWのペースが上がらず、50号車フェラーリと7号車トヨタが強烈にプレッシャーをかける。
ただコース上に散らばった発泡スチロールを片付けるべく、またもセーフティカー出動となった。
コースの清掃が完了し、残り24分からレース再開。その直後、35号車アルピーヌが、ラディヲンを登り切ったところでスピン! ガードレールにマシンをぶつけてしまった。007号車アストンマーティンがこれに突っ込みそうになるが、急減速でこれを阻止することができた。
先頭20号車BMWが逃げ、15号車BMWが50号車フェラーリと7号車トヨタを抑え込む展開。さらに007号車アストンマーティンもこの集団に接近した。しかし50号車フェラーリも、7号車トヨタも攻め手を欠き、なかなかBMWを攻略できなかった。
残り時間4分半というところで、LMGT3マシンに前を阻まれた一瞬の隙を突かれ、7号車が007号車にオーバーテイクを許してしまう。
結局20号車BMWが逃げ切ってトップチェッカー。2位にも、フェラーリからの攻撃をしのぎ切ったBMWの15号車が入った。BMWにとっては、現行WECの最高峰クラスの初優勝ということになった。
ただBMWの2台には、セーフィティカー解除時の動きがレギュレーション違反だった可能性があるとして、審議対象となっている。
3位にはフェラーリの50号車、4位には009号車のアストン・マーティンが入った。最後抜かれてしまったトヨタの7号車は5位だった。8号車は10位だった。
レース
| 順位 | チーム | # | ドライバー | クルマ | Laps | タイム | 前車との差 | ピット | リタイア原因 | ポイント | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 |
BMW M Team WRT HYPERCAR
|
20 | |
BMW M Hybrid V8 | 151 |
6:01'17.036 |
6 | ||||||
| 2 |
BMW M Team WRT HYPERCAR
|
15 | |
BMW M Hybrid V8 | 151 |
+1.969 6:01'19.005 |
1.969 | 5 | |||||
| 3 |
FERRARI AF CORSE HYPERCAR
|
50 | |
Ferrari 499P | 151 |
+2.622 6:01'19.658 |
0.653 | 6 | |||||
| フルリザルトを見る | |||||||||||||
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