フォード、レッドブルF1のPU開発ディレクターを2027年からのWECプロジェクト責任者に起用。シャシーはオレカに決定
LMDh車両開発を通じた将来的なWEC参戦を目指すフォードは、シャシーパートナーとしてオレカと組むこと、そしてレッドブルのF1用PU開発責任者だったダン・セイヤーズがプロジェクトを率いることになったと明かした。
Dan Sayers, Ford Hypercar Program Manager
写真:: Ford Performance
今年の1月、多くのメーカーが次々に参入しているLMDhレギュレーションを通じてWEC(世界耐久選手権)ハイパーカークラスに参戦し、約40年ぶりにフルファクトリー体制でル・マン24時間レースへ挑むことを目指すと発表したフォード。その詳細が明らかにされた。
まず今回明らかになったのはシャシーパートナー。フォードはオレカとタッグを組み、LMDhマシンを開発していくことになる。オレカはすでに、アキュラやアルピーヌにLMDh用シャシーを供給しており、さらにはWEC新規参入を目指すヒョンデ傘下のジェネシスとも共同プロジェクトを進めている。
フォードはまた、レッドブル・パワートレインズ(RBPT)でプログラムディレクターを務めるダン・セイヤーズが、ハイパーカー部門の責任者に就任することも発表した。
セイヤーズは、フォードのファクトリーサポートを受けたレッドブルの2026年用F1パワーユニット開発において、重要な役割を果たしてきた。F1プロジェクトに関与する前は、プロドライブで長年にわたってアストンマーティン・レーシングのテクニカルディレクターを務め、現行のアストンマーティンのレースカーの開発も監督してきた。
「オレカと提携できることは、フォードにとって誇らしい瞬間である」
フォードのCEOであるジム・ファーリーはそう語った。
「我々は勝つためにル・マンに戻ってくる。それは秘密でもなんでもない」
「今週の日曜日には、ここで最後に総合優勝してからちょうど56年が経ったことになる。それで十分だ」
「2027年も、我々は1960年代と変わらぬ期待を抱いて臨む。そしてオレカに託し、フェラーリとはじめとするトップクラスのチームに、1960年代と同じように挑んでいく」
プロジェクトを率いることになったセイヤーズは、次のように語った。
「フォード・パフォーマンスは、レース界で様々な挑戦に取り組んでいる。フォードをその魂の故郷であるル・マンに再び導くという挑戦は、私としては断ることのできないモノだった」
「これまでアストンマーティンを率いてル・マンで数々のクラス優勝を成し遂げてきた私にとっては、フォードと共に総合優勝を飾る機会は、非常に特別なものだ」
「レッドブル・フォード・パワートレインとのF1プログラムに携わることができて、本当に嬉しかった。今回、同じファミリーの一員になったような気持ちだ」
フォードのLMDhマシンに搭載されるエンジンの詳細については発表されず、さらに2027年にWECと並行してIMSAスポーツカー選手権のGTPクラスに参戦するかどうかについても言及されなかった。
「主なファクトリープログラムにおいて、シャシーパートナーとプログラムの責任者は、基盤となる重要な部分だ」
フォード・パフォーマンスのグローバルディレクターであるマーク・ラッシュブルックはそう語る。
「オレカとダン・セイヤーズは、このプログラム全体を構築するための適切なプラットフォームを提供してくれる」
「この決定が下されて以来、我々は密に協力してきた。全てのステップが正しかったことが証明された」
「フォードのWECハイパーカープログラムでル・マンのグリッドに並ぶまであと2年。この素晴らしいレースでプロトタイプレースに復帰して、成功するための鍵となるふたつの要素が揃った」
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