WEC
イソッタ・フラスキーニ、新開発LMH『ティーポ6』のシェイクダウンを完了。今季WECモンツァ戦でのデビュー目指す
今季のWECデビューを目指すイソッタ・フラスキーニは、イタリアのヴァレルンガで『ティーポ6』のシェイクダウンを完了。大きなトラブルに見舞わることもなかった。

Gary Watkins
編集: 2023/04/12 6:39
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

1950年以来の再興を目指すイタリアの高級車ブランド「イソッタ・フラスキーニ」。彼らは今季の世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラス参戦を目指し、ル・マン・ハイパーカー(LMH)『ティーポ6・LMHコンペティツィオーネ』を開発している。
4月11日から2日間にかけて、イタリア・ローマにほど近いヴァレルンガ・サーキットにてマシンのシェイクダウンが行なわれている。
イソッタのモータースポーツ・ディレクターを務めるクラウディオ・ベッロ曰く、ティーポ6の初走行は成功裏に終わったという。
「大きな問題もなく、新車の初回テストとしては普通だった」
ベッロはmotorsport.comにそう語った。
「電装系を確認したり、異なる解決策を試したりなどで走行していない時間も長かったが、全て順調に機能している」
「全く新しいプロジェクトとしては非常に有望な結果だ」
このシェイクダウンでは、開発を主導するミケロット・エンジニアリングのテストドライバーであるマウリツィオ・メディアーニがティーポ6のステアリングを握った。
ただ走り始めはハイブリッドシステムに頼らずテストを実施していたという。
「内燃機関であるエンジンとギヤボックスを最初にチェックすることが重要だった」
「しかし、全てが予想通りに機能し、1日の終わりにはハイブリッドシステムで走り始め、この仕様で走行を継続した」
Isotta Fraschini Tipo 6 Competizione, Vallelunga testing
Photo by: Isotta Fraschini
関連ニュース:
ティーポ6は、ドイツのHWAエンジニアリングが開発した3.0リッターV6ツインターボエンジンとボッシュが提供するフロントアクスル・ハイブリッドシステムを搭載。イタリアの大手コンポジット企業ARSテクノロジーズが担当したボディーワークの空力面では、ウイリアムズF1の風洞で開発が行なわれた。
ベッロは1周4kmのサーキットで、テスト初日に30周以上を周回したと推定。テストは2日目の4月12日(水)にも続けられる。
その後、AVLレーステックの4輪駆動ダイノでテストを行ない、空力効率チェックのために直線テストが行なわれる予定だ。
イソッタとパートナーシップを組むイギリスのベクター・スポーツは、5月から走行テストプログラムを開始予定。WECデビューを地元戦となる7月9日の第5戦モンツァ6時間と定めているが、参戦するためにはWEC主催のFIAとACOにレースごとのエントリー許可を受ける必要がある。
イソッタは2024年のWECフル参戦を目指し、今季はモンツァ戦以降、選手権外で参戦する計画を立てている。
なお、イソッタはレースだけでなく、市販車製造も復活させる計画も進んでいる。ティーポ6の”LMHコンペティツィオーネ”は、このマシンの3つのバージョンのひとつ。”ピスタ”と呼ばれるサーキット走行専用バージョンや、市販車バージョンの”ストラーダ”も用意される予定だ。
その他にも、イソッタは2026年に向けて、2シーターの新型スーパースポーツカーを開発中だ。
関連ニュース:
- ペスカローロ、プジョーとタッグ! 2024年にハイパーカーでWECとル・マン24時間レースに参戦へ
- ローラ復活! 往年のコンストラクターが新オーナーの下再始動。ル・マン24時間レースへの復帰目指す
- WECで”キルスイッチ事件”発生。外れたオンボードカメラがLMP2首位快走中のマシンの息の根止める
- ル・マン24時間、ハイパーカーはさらに増える? グリッケンハウスとヴァンウォールも追加エントリーを希望
- 特集|参戦メーカー名、全部言える? どんなメーカーがWEC/IMSA最高峰クラスをLMH/LMDhで走るかまとめてみた
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 WECハイパーカー参戦に向けて確かな一歩。イソッタ・フラスキーニ、新型『ティーポ6LMH』のシェイクダウン実施へ
次の記事 WECトヨタ、第2戦ポルティマオでの接戦を予想。ブエミ「フェラーリが最大の脅威になる」

More from
Gary Watkins

マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?
F1
F1 1 ヵ月前
マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?

未だWECで勝利のないプジョー、来季9X8をアップデートへ。2029年までの参戦継続も明言「パフォーマンスを発揮しなければならない」
WEC
WEC
24 Hours of Le Mans
3 ヵ月前
未だWECで勝利のないプジョー、来季9X8をアップデートへ。2029年までの参戦継続も明言「パフォーマンスを発揮しなければならない」

WECの次期ハイパーカークラスの規則骨子が発表。1規格に統一も、シャシー&ハイブリッドの独自開発が認められる方向に。水素車両の参入も?
WEC
WEC
24 Hours of Le Mans
3 ヵ月前
WECの次期ハイパーカークラスの規則骨子が発表。1規格に統一も、シャシー&ハイブリッドの独自開発が認められる方向に。水素車両の参入も?
最新ニュース

本当にごめんなさい……コラピント、多重クラッシュの被害者ガスリー&ノリスに謝罪。次戦でペナルティ消化へ
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
58 分前
本当にごめんなさい……コラピント、多重クラッシュの被害者ガスリー&ノリスに謝罪。次戦でペナルティ消化へ

あんなヤツ、出場停止だろ! ノリス、魚雷アタックのコラピントに怒り爆発「F1ドライバーにふさわしくない」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
9 時間前
あんなヤツ、出場停止だろ! ノリス、魚雷アタックのコラピントに怒り爆発「F1ドライバーにふさわしくない」

トヨタ、水素レースプロジェクトMissionH24に水素”レーシングエンジン”供給へ……中嶋一貴「耐久レースにおける可能性を拡大する」
WEC
WEC WEC
Fuji
13 時間前
トヨタ、水素レースプロジェクトMissionH24に水素”レーシングエンジン”供給へ……中嶋一貴「耐久レースにおける可能性を拡大する」

フェルスタッペン、予選でクラッシュのアントネッリを擁護「みんな彼が何歳なのか忘れている」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
13 時間前
フェルスタッペン、予選でクラッシュのアントネッリを擁護「みんな彼が何歳なのか忘れている」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録