小林可夢偉、トヨタTR010のレースペースに自信「予選はまったく意識しない形でここまで準備を進めてきた」|2026年ル・マン24時間レース
トヨタ・レーシングの小林可夢偉代表は、2026年のル・マン24時間レースに向けては、予選パフォーマンスは一切意識せず、レースペースに集中する形で準備を進めてきたと語った。
写真:: Rainier Ehrhardt
ル・マン24時間レースの決勝を前に、TOYOTA Racingの小林可夢偉と平川亮が日本メディア向けの取材に応じ、「レースペースには自信がある」と宣言した。
今年のル・マン24時間レースの予選では、トヨタの2台は苦戦。7号車と8号車の2台揃ってハイパーポール2に進出することはできなかった。
しかし7号車のドライバーであり、チーム代表も務める小林可夢偉は、レースペースには自信があると語った。
「僕らはこのル・マンに向けて、予選はまったく意識しない形でここまできました。だから予選結果については仕方ないかなと思っています」
「例年ならば予選シミュレーションもやりますが、今回は予選シミュレーションを一切やらないでここまでやってきています。でも逆に、レースに向けてはかなりポジティブなパフォーマンスが出せています」
「24時間というとても長いレースになると思うので、そういう部分を踏まえて、しっかりと今後の流れを作っていきたいですね」
ただ小林曰く、最高速が伸びていないことは、唯一と言ってもいい想定外のことだったようだ。ル・マン24時間レースの舞台であるサルト・サーキットは直線区間も多く、最高速は非常に重要な要素なのである。
「残念ながら(最高速は)遅いです」
そう小林は語った。
「今年は直線で速いマシンを作ったつもりだったんですが、そこが思い通りにいかなかったというのは想定外です。そういうクルマを持ってこられなかったのは、唯一の想定外の部分かもしれません」
平川も小林の意見に同意。決勝ではしっかりと戦えると語った。
「ハイパーポールでは、アタックしていないマシンに抑えられてしまい、全部台無しにされてしまいました。ハイパーポール2に行ける可能性はあったので、フラストレーションも溜まりましたし、怒りの気持ちもすごくあります」
そう平川は語った。
「でも、もちろん大切なのはレースです。レースに向けてしっかりと準備してきたので、僕らはしっかりと戦えると思っています。後方からのスタートとなりますけど、勝てるクルマを準備できているので、しっかりと戦っていきたいと思います」
なお小林曰く、今年のタイヤは選択するのがとても難しいらしい。曰く、ソフト、ミディアム、ハードの差がほとんど感じられないというのだ。
「今年のタイヤはとても特殊で、ハード、ミディアム、ソフトのどれを履いても、そしてどんな温度でもあんまり変わらないんです」
「昨年は結構差があったんですけど、今年は性能差を見極めるのがとても難しいです。逆に、決勝の気温が高かろうが低かろうが、どのタイヤを履いても大外れはないのかなと思います」
ル・マン24時間レースは、フェラーリが3連覇中。トヨタは2022年を最後に、優勝から遠ざかっている。
久々の優勝を手にできるのか……2026年のル・マン24時間レースは、6月13日(土)の日本時間23時(現地時間16時)にスタートの火蓋が切られる。
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