レースレポート
スーパーフォーミュラ 第3戦:鈴鹿
松下信治&B-maxが悲願のSF初優勝。残り2周で野尻を攻略:スーパーフォーミュラ第3戦鈴鹿決勝
スーパーフォーミュラ第3戦鈴鹿の決勝レースが行なわれ、松下信治(B-Max Racing Team)が勝利を飾った。
戎井健一郎
編集: 2022/04/24 8:32
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

鈴鹿サーキットで開催されている鈴鹿2&4。スーパーフォーミュラ第3戦の決勝レースは、松下信治(B-Max Racing Team)が初優勝を成し遂げた。
週末の鈴鹿は予選こそドライコンディションだったものの、決勝日は雨。午前中のフリー走行と比べて多少は雨脚が弱まったようにも見えるが、しとしとと雨が降り続く中、14時30分にスタート時刻を迎えた。
ポールポジションは、ポイントリーダーの野尻智紀(TEAM MUGEN)が2戦連続で獲得。2番グリッドには山下健太、3番グリッドにはサッシャ・フェネストラズと、KONDO RACINGの2台がつけた。また第1戦のウイナーでランキング2番手の平川亮(carenex TEAM IMPUL)は、予選で少々苦しみ12番手に終わったが、雨のフリー走行ではトップタイムを記録しており、その追い上げに注目された。
レースはグリッド上でのスタンディングスタート。野尻はまずまずの蹴り出しを見せ、山下を抑えて1コーナーをトップで抜けた。一方でフェネストラズ は後退してしまい、オープニングラップを終えたオーダーは野尻、山下、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)、松下信治(B-Max Racing Team)となった。
野尻は5周で山下とのギャップを10秒に広げ、独走態勢に入っていった。山下はペースが上がらず、牧野、松下に立て続けに攻略されて後退。一時4番手を走っていた坪井はそれ以上にペースの落ち込みが酷く、31周のレースが10周を消化した頃には中団に飲み込まれてしまった。ペースに苦しむ山下と坪井は共に12周目にピットインしてタイヤを交換し、これでトップ5は野尻、牧野、松下、フェネストラズ、国本雄資(KCMG)となった。
雨も次第に小降りになりマシンからの水しぶきが小さくなる中、レースは後半戦に突入。各車タイヤをオーバーヒートさせないため、レコードラインを外れて濡れた路面を走るシーンも見られるようになった。
そんな中、首位野尻と、それを追いかける牧野、松下との差は徐々に縮まっていった。残り10周時点でその差は5秒前後。牧野と松下は互いにバトルをしながらも、悲願のスーパーフォーミュラ初優勝に向けてじわじわと野尻の背中に近付いていった。
残り5周、シケインへの飛び込みが松下が牧野を交わして2番手に。この時点で野尻との差は3秒。松下は残り3周で野尻を射程圏に捉え、残り2周の1コーナーでアウトからオーバーテイク。ついに首位に浮上し、そのままトップでチェッカーを受けた。
松下、そしてB-Max Racing Teamにとっては、スーパーフォーミュラ初優勝。2位野尻は勝利こそ逃したものの、3戦連続2位以上という高い安定感でランキング首位をがっちりキープ、今回7位に終わった平川とのポイント差を16に広げた。初優勝のチャンスがあった牧野は、自己ベストタイの3位でレースを終えた。
Read Also:
- 松下信治、スーパーフォーミュラ初優勝! 第3戦鈴鹿:決勝結果
- 鈴鹿の予選アタック、トレンドは最終コーナー“インベタ”だが……大外走りPPの野尻に真意を聞く
- 父ジャン・アレジのお気に入りレースは? シューマッハーからの金言とは? ジュリアーノ・アレジが語る
- 英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記:松下とバゲットの“トレード移籍”はWin-Win?
- 松下信治、“後輩”角田裕毅の強みを語る「彼はミスをしても気にしすぎない」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 松下信治、スーパーフォーミュラ初優勝! 第3戦鈴鹿:決勝結果
次の記事 まともに走れない……一部ドライバー襲った突然のグリップダウン。あの時何が起きていた?|スーパーフォーミュラ第3戦
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
戎井健一郎

太田格之進、最終ラウンド待たずしてスーパーフォーミュラ初王座決めるか。富士戦終えてライバルとの差を1点でも広げれば戴冠
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ 18 時間前
太田格之進、最終ラウンド待たずしてスーパーフォーミュラ初王座決めるか。富士戦終えてライバルとの差を1点でも広げれば戴冠

グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ 8 日前
グランツーリスモに収録決定! スポーツランドSUGOってどんなコース? フラガ&利徠斗が解説……実装前に難所を予習しよう

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」
WEC
WEC
Fuji
9 日前
次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」
最新ニュース

好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表
F1
F1 F1
バーレーンGP
10 時間前
好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表

ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」
F1
F1 F1
バーレーンGP
11 時間前
ラッセル痛恨……シンガポールGPグリッド降格決定で逆転タイトルに暗雲。ウルフ代表認める「残念だが」

日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く
F1
F1 F1 12 時間前
日本から世界に挑戦……宮田莉朋、中村仁の2026年の評価をトヨタ加地ディレクターに訊く

アロンソ、ダカールラリーへの再挑戦が2027年にも実現か? プロドライブから参戦の噂
Dakar
DAKR Dakar 13 時間前
アロンソ、ダカールラリーへの再挑戦が2027年にも実現か? プロドライブから参戦の噂
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録