スーパーフォーミュラ
【スーパーフォーミュラ】レース界の未来を乗せた2匹の“虎”、富士を翔ける。次世代車両の開発テスト開始。初回は“想定以上”の進捗
スーパーフォーミュラは開幕戦の開催を前に、カーボンニュートラルの実現、エンターテインメント性の向上などを目指した車両開発テストを実施した。
戎井健一郎
公開日時: 2022/04/07 9:13
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2022年スーパーフォーミュラの開幕を目前に控えた3月6日(水)、開幕戦の舞台である富士スピードウェイで、次世代の燃料やタイヤなどを用いた開発テストがスタートした。
テストは2日間行なわれ、開発ドライバーの塚越広大と石浦宏明が、それぞれ“白虎”、“赤虎”と呼ばれる開発車両のステアリングを握った。今回はカーボンニュートラル実現に向けて、次世代燃料の“カーボンニュートラルフューエル”、サステナブル素材を活用したヨコハマタイヤのテストを実施。さらに「ドライバーの力を最大限引き出せるクルマづくり」として空力テストも行なわれた。
この2日間では予定されたプログラムを全てクリアできたという。石浦も「最初のテストなので、うまくいかないことがたくさん起きて、それを解決していくテストになることを想像していましたが、順調にテストができました。初日から予定になかったロングランができたり、想像よりもスムーズに走れたことにびっくりしています」と話し、塚越も「1回目がスムーズだったので、目標よりももう一歩先に進みたいと思えるくらい、期待の持てるテストだった」と語っており、その充実ぶりを伺わせた。
また、今回テストした燃料やタイヤについても、ドライバーは良い意味で驚きを感じた様子で、ポジティブな感想が聞こえてきた。塚越は次のように語る。
「(タイヤは)思っていたよりもパフォーマンスがあると思いました。ロングランの途中でパフォーマンスが落ちるようなこともなく、安定して走れました」
SF19開発車両
Photo by: Masahide Kamio
「燃料に関しては、従来のガソリンよりは少し乗りにくく、パワーがない感じがしますが、それでもレーシングスピードで走れますし、最高速も(従来の最高速と)かなり近いところまで来ています。正直もっと苦戦すると思っていましたが、この先使っていっていいんじゃないかと思えました」
一方の石浦も、塚越と同じく予想以上のパフォーマンスを感じたようだ。
「タイヤに関しては、コントロールタイヤよりも良いんじゃないかと思う場面もありましたし、普段スーパーGTでやっているタイヤテストと同じような形で進めることができました」
SF19開発車両
Photo by: Masahide Kamio
「燃料については事前に聞いていた話と乗った時のフィーリングが違いました。確かに最初はあまり性能が出ていませんでしたが、これで走ろうと思えば問題なくレースができる感触でしたし、驚かされました。十分トップフォーミュラとして成り立つパワーだと思いますし、うまく合わせ込めば、今までと同じドライバビリティになると思います」
また空力に関しては、ウイングの角度などを調整してダウンフォース量を減らし、追従性にどう変化があるのかの評価テストを行なったという。これは先行するマシンに追従しやすくすることで、コース上でのより激しいバトルを演出するためだ。色々と課題は出たようだが、次回のテストは富士よりも求められるダウンフォース量が多い鈴鹿で行なわれるため、さらなる知見がもたらされそうだ。
さらに鈴鹿では、天然素材を使用したカウルのテストも実施されるという。今後の開発の進捗にも注目だ。
Read Also:
- 大本命はやはり坪井翔? 対抗馬は誰だ! 2022スーパーフォーミュラ:シーズンプレビュー
- ”将来のスーパーフォーミュラ”を目指したテスト走行の詳細発表。バトルしやすく、環境に優しいマシンを目指す
- F1の次に速いのはスーパーフォーミュラ! いろんなカテゴリーの"速さ"、比べてみました
- スーパーフォーミュラ、東電グループと提携しグリーン電力使用へ。NEXT50のトップパートナーにデロイト社が就任
- スーパーGT、新燃料“カーボンニュートラルフューエル”を試験導入へ。2023年の本格使用目指す
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 大本命はやはり坪井翔? 対抗馬は誰だ! 2022スーパーフォーミュラ:シーズンプレビュー
次の記事 ファン待望のV8&V10エンジン復活、次世代燃料で実現に近付く? 地球環境に寄り添いつつ、大興奮の爆音を両立できるか
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
戎井健一郎

佐藤蓮、国内トップカテゴリーで掴んだ待望の初優勝「自分の実力、速さを証明できた。ここがスタートライン」
スーパーGT
スーパーGT
第5戦:鈴鹿
5 時間前
佐藤蓮、国内トップカテゴリーで掴んだ待望の初優勝「自分の実力、速さを証明できた。ここがスタートライン」

130Rで横転クラッシュ、埼玉Green Braveに何が起きたのか。ダメージは甚大……GT300チャンピオン候補に立ちはだかる修復の壁
スーパーGT
スーパーGT
第5戦:鈴鹿
7 時間前
130Rで横転クラッシュ、埼玉Green Braveに何が起きたのか。ダメージは甚大……GT300チャンピオン候補に立ちはだかる修復の壁

ホンダがホーム鈴鹿で表彰台独占。16号車ARTAが優勝、佐藤蓮は初勝利|スーパーGT第5戦
スーパーGT
スーパーGT
第5戦:鈴鹿
8 時間前
ホンダがホーム鈴鹿で表彰台独占。16号車ARTAが優勝、佐藤蓮は初勝利|スーパーGT第5戦
最新ニュース

ノリスが前戦ハンガリーに続き連勝! 角田裕毅、入賞争うも痛恨コースオフもあり11位。アロンソ殊勲の”1ストップ”で9位|F1オランダGP決勝
F1
F1 F1
オランダGP
1 時間前
ノリスが前戦ハンガリーに続き連勝! 角田裕毅、入賞争うも痛恨コースオフもあり11位。アロンソ殊勲の”1ストップ”で9位|F1オランダGP決勝

F1オランダGP決勝速報|ノリスが連勝! アロンソが9位入賞、角田裕毅は悔しい11位でポイント逃す
F1
F1 F1
オランダGP
2 時間前
F1オランダGP決勝速報|ノリスが連勝! アロンソが9位入賞、角田裕毅は悔しい11位でポイント逃す

ウマ娘BMW、完勝。PACIFICとしても待望の初勝利「ワンランク上のところで戦える可能性増えた」と冨林
スーパーGT
SGT スーパーGT
第5戦:鈴鹿
4 時間前
ウマ娘BMW、完勝。PACIFICとしても待望の初勝利「ワンランク上のところで戦える可能性増えた」と冨林

アストンマーティン、予選Q1敗退も”中身”は全然違う? アロンソ「前は4.5秒遅れていたが、今は1.3秒差。問題はこれから」
F1
F1 F1
オランダGP
5 時間前
アストンマーティン、予選Q1敗退も”中身”は全然違う? アロンソ「前は4.5秒遅れていたが、今は1.3秒差。問題はこれから」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録