F1 メキシコシティGP

角田裕毅、F1メキシコシティGPでの接触リタイアでリカルドに怒り「貴重な入賞の機会だったのに……」

角田裕毅(アルファタウリ)は、F1メキシコシティGPの決勝レースでは、ダニエル・リカルド(マクラーレン)との接触によりリタイア。「貴重な入賞の機会を失った」と接触に怒りを隠せないでいる。

公開日時: 2022/10/31 1:05

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Press Conference Yuki Tsunoda, Scuderia AlphaTauri

 エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行なわれたF1第20戦メキシコシティGPの決勝レース。アルファタウリの角田裕毅は、レース後半にマクラーレンのダニエル・リカルドに当てられたダメージによってリタイアを強いられ、入賞の機会を失ったことに動揺を隠せないでいた。

 角田は13番グリッドからスタート。新品ソフトタイヤを履いたこともあり、オープニングラップでは2ポジションを上げ、その後はマクラーレン勢と入賞争いを展開。中団グループ上位集団の中でランド・ノリス(マクラーレン)の前を伺った。

 ただストレートまでに十分に接近することができず、オーバーテイクには至らず。結局角田は29周目にピットインし、ミディアムタイヤに交換した。第2スティントでも10番手ノリスの背中を追うレースとなったが、後方からは第1スティントを引っ張ったことで第2スティントをソフトタイヤで走ったダニエル・リカルド(マクラーレン)が迫った。

 50周目、長い直線が続くセクター1で角田はリカルドの攻撃を凌ぎきったものの、ターン6でイン側を走ったリカルドとエイペックスを被せに行った角田は交錯……リカルドの左フロントタイヤが角田の右ボディカウルに当たり、その後タイヤ同士が触れたことで角田のマシンは大きく跳ねた。

 その後角田はピットまでマシンを運ぶことはできたものの、チームは走行継続は不可と判断し、リタイアを選択した。

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「今日の結果にはとても残念です」

 角田はチームを通してそうコメントした。

「それまではタイヤマネジメントが上手くいっていて、最後のスティントにも自信があったのに、あんなバカみたいなミスで終わらせられるなんて、本当に残念です」

「ダニエルは異なる戦略を採っていて、その後でも簡単に抜けたはずです。経験豊富なドライバーが、ありえないエリアでオーバーテイクを試みるのは、本当に腹立たしいです。あと少しで入賞圏内に入ることができましたし、今の僕らにとってはとっても貴重なモノなんです……」

「この週末での収穫はいくつかありますが、今は一端リセットして、ブラジルに強くなって戻ってくる必要があります」

Lando Norris, McLaren MCL36, Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT03, Zhou Guanyu, Alfa Romeo C42, Daniel Ricciardo, McLaren MCL36

Lando Norris, McLaren MCL36, Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT03, Zhou Guanyu, Alfa Romeo C42, Daniel Ricciardo, McLaren MCL36

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images

 メキシコシティGPでは角田のチームメイトであるピエール・ガスリーは14番手スタートから11位フィニッシュと、アルファタウリはノーポイント。ハースF1と1ポイント差のコンストラクターズランキング8位争いをしているチームとしては、角田の入賞が目のだっただけに、逃した魚は大きいと言える。

 アルファタウリでチーフエンジニアを務めるクラウディオ・バレストリはレースを振り返り、次のように語った。

「今回は2台のマシンがグリッドで接近していたため、ポイント獲得の可能性を最大限に高めることを目標に、それぞれ異なる(タイヤ)コンパウンドでスタートすることにした」

「ユウキは新品ソフトでスタートし、1周目ですぐにポジションを上げ、ミディアムで走る2台のマクラーレンの間、前がノリス、後ろがリカルドという11番手となった」

「ユウキは最初のスティントで安定したラップタイムを刻み、タイヤとブレーキの温度管理をして、スティント中ずっとタイヤを正しく機能させることができた。その後は、マクラーレンの2台との戦いが続いたたけめ、ミディアムを装着させることにした。ペースはここでも良くノリスに続き、リカルドの前に留まることができた」

「しかしリカルドがユウキをオーバーテイクしようとして、我々のマシンと我々のレースを破壊することになった。接触でユウキのマシンは大きなダメージを負い、リタイアせざるを得なくなった」

 なお、リカルドは接触の原因を作ったとして10秒のタイム加算ペナルティが科されたものの、7番手にまで順位を上げた後、8番手のエステバン・オコン(アルピーヌ)までに12秒のギャップを作り上げ、7位入賞を果たしている。

 

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