アルファタウリ、Q3進出ならずも12&13番手。自由なタイヤ選択がアドバンテージに?
アルファタウリ・ホンダの2台は、F1アイフェルGPの予選で12番手と13番手となった。決勝に向けて自由にタイヤを選択できるため、陣営はポイント獲得に向けて自信を深めているようだ。
Pierre Gasly, AlphaTauri AT01
Charles Coates / Motorsport Images
ニュルブルクリンクで行なわれているアイフェルGPの予選で、アルファタウリ・ホンダの2台は揃ってQ2敗退となった。
悪天候のため、金曜日の走行が丸々行なえなかったため、各チームとも大忙しの土曜日。フリー走行3回目の1時間を走っただけで、いきなり予選を迎えることになった。
ピエール・ガスリーは予選12番手に終わったことを悔しがった。
「12番手だったのは残念だったけど、この週末は少し難しいんじゃないかと思っていた」
ガスリーはチームのプレスリリースにそう語った。
「FP3では、マシンからうまくパフォーマンスを引き出せているようには感じなかった。予選に向けては少し変更を加えて、改善はしたんだけど、今日速かったライバルと戦うには十分じゃなかった」
「もっと良くできたはずのことを、見直す必要がある。でも、明日はスタート時のタイヤを自由に選ぶことができるから、力強いレースができると確信している。12番手から、戦略で何か違うことをしようと思う。うまくいけば、僕らは有利にレースを進めることができるはずだから、明日が楽しみだ」
またチームメイトのダニール・クビアトは、ガスリーと僅差の13番グリッドからレースをスタートさせることになった。
「とても寒かった! FP3の後、全てのことを物凄い速さで分析し、この寒い条件で最適なセットアップを試し、理解する必要があったんだ」
クビアトもそうコメントを寄せた。
「こういうチャレンジは大好きだよ。そしてとても楽しむことができた。でも残念ながら素晴らしいと言えるほどのペースはなかったんだ」
「今日は、僕らの手の内にはあまり良いモノが残っていなかった。でもそのラップには満足している。いつもより、Q3進出との差は少し大きかったけどね」
「僕らはいつも、予選よりもレースの方がパフォーマンスが良い。だから、ポイントを獲るチャンスがあるはずだ。ここニュルブルクリンクも、良いレースになることを願っている」
チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エドルズは、金曜日に走行ができなかったことで、土曜日のプログラムにどんな影響が及んだかを説明した。
「タイヤについてもっと学び、予選へ向けた準備を整える必要があった。またブレーキの冷却やパワーユニットの温度を、最適な範囲内に収める必要があった」
そうエドルズは語る。
「(FP3は)すぐにロングランからスタートさせた。この非常に寒い気温で、2台のパフォーマンスを理解するため、ダニールにはソフトタイヤを、ピエールにはミディアムタイヤを履かせた。ソフトタイヤのグレイニングは気になったが、劇的というほどではなかった。ロングランのパフォーマンスは合理的なように見えた」
「時間に限りがあったため、いつもの金曜日ほど大きな変更を加えることはできなかった。しかし、パフォーマンスは良さそうだ。Q3に行けるかもしれないと期待していたが、残念ながらペースが足りなかった」
「しかし、トップ10のすぐ後ろから、自由にタイヤを選択してスタートできることになった。そういう意味では、明日のレースに向けてアドバンテージをもたらす可能性がある」
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