ハミルトン、ソフトタイヤでのスタートに自信「ミディアム希望だったけど……」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1アイフェルGPをミディアムタイヤでスタートすることを望んでいたが、チームの判断を信頼していると語った。
Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11, kicks up some sparks
Zak Mauger / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1第11戦アイフェルGPの予選Q2をミディアムタイヤで通過し、決勝をそのタイヤでスタートすることを望んでいたという。しかし、チームの選択を信頼していると話した。
ハミルトンは、予選Q2最初のアタックでミディアムタイヤを履き、2番手につけるタイムを記録。Q3進出には十分なラップタイムを残した。一方、チームメイトのバルテリ・ボッタスも同じミディアムタイヤを履いて8番手。タイムアップしなければQ2突破が危ぶまれるポジションに沈んだ。
ハミルトンとボッタスはその後、ソフトタイヤに履き替えて再出走。ボッタスだけでなく、ハミルトンもタイムを更新し、楽々Q3に進出した。これにより、決勝がドライコンディションとなった場合、共にソフトタイヤでレースをスタートすることになった。
Q3ではボッタスに0.2秒遅れ、2番グリッドから決勝に臨むハミルトン。彼はmotorsport.comの取材に応え、ミディアムタイヤでの決勝スタートを望んでいたと明かした。
「あの(ミディアム)タイヤでQ2を通過できたと思う」
そうハミルトンは語った。
「僕はそれでスタートしたかったんだ。それは、僕が他と違うことをしたいといつも思っているからだけど、チームは僕たち両方に同じ(ソフト)タイヤを装着することを選んだ」
「それが正しい選択だったかどうかは、明日にでも分かるだろう。僕は正しかったと確信している。もうひとつの方(ミディアムタイヤ)は難しかっただろうね」
ボッタスは、ミディアムタイヤの温度を上げるのに苦労したと説明した。
「(FP3で)そのコンパウンドを使った時は、路面がかなり汚れていたので、タイヤの状態や挙動を正確に把握するのが難しかったんだ」
「僕にとって(Q2での)あのアタックはあまり良くなかった。アウトラップからタイヤを十分に暖めることができなかったんだ。ソフトタイヤでハッピーだよ」
ハミルトンは、Q3でのアタックは感触が良くなかったと振り返った。実際、ハミルトンがQ2で出した1分25秒390というタイムは、彼がQ3で出したタイムよりも速かったのだ。
「データを見直してみなくちゃいけないけど、間違いなくQ2の感触は良かった。それからQ3になったら、感触が良くなかったんだ。2度のアタックはどちらも、Q2と同じようなグリップが感じられなかった」
予選中の路面温度は16度に届かず、ドライバーたちがタイヤの温度を上げるのに苦労する状況だった。ハミルトンは、決勝も同じコンディションになれば、フロントタイヤの管理が難しくなると考えている。
「路面温度が低くなってくると、普通はフロントタイヤのダメージが大きくなる。全体的にアンダーステアが酷くなる可能性がある。もしセーフティカーがでたら、リスタートではタイヤに苦労するだろう」
「でも、僕たちはみんな同じ状況だ。ソフトタイヤでどこまで走れるかは分からないけど、もっと寒くなれば、もう少し走れるかもしれない。少し違う温度域で機能するからだ」
「決勝もエキサイティングな走りができることを願っている」
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