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ルクレール、モンツァ”大クラッシュ”の後遺症なし「健康診断も受け、大丈夫」

イタリアGPで大クラッシュを喫したフェラーリのシャルル・ルクレールは、その後遺症に悩まされておらず、今週初めに受けた健康診断でも、問題はないと認定されたと語った。

Charles Leclerc, Ferrari in the press conference

写真:: FIA Pool

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、先日行なわれたF1イタリアGPの決勝レース中に最終コーナー”パラボリカ”でマシンの挙動を崩し、アウト側のタイヤバリアに激しく衝突した。マシンは大きなダメージを負い、タイヤバリアも崩れてしまったため、レースは赤旗中断となった。

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 ルクレールは自力でマシンを降り、グラベルを走るシーンも映し出された。しかしクラッシュの直後には、少し痛みがあることも認めていた。

 そのルクレールは事故の翌日に健康診断を受診し、身体に深刻なダメージを受けていないことを確認したようだ。

「僕は大丈夫」

 ルクレールはそう語った。

「月曜日に健康診断を受けたが、全て問題はなかった」

「クラッシュの後には、背中が少し痛かった。でも、月曜日以降は問題なかった」

 なおレース序盤にはチームメイトのセバスチャン・ベッテルもブレーキトラブルによりリタイアしていたため、ルクレールがリタイアしたことでフェラーリは全滅。チームの母国で厳しい結果となった。

 そのフェラーリは、ベルギーGPの時から苦戦。ここ数戦、上位に食い込むことができずにいる。しかし今週末のムジェロでは、これまでの2戦よりも良い戦いができるはずだと考えている。ムジェロでのトスカーナGPは、フェラーリにとってF1での1000レース目という、記念すべき1戦である。

「パフォーマンスに関しては、これまでの2週間よりも良いかもしれない」

 そうルクレールは語った。

「金曜日には、僕が考えていることが正しいということを確認できればいいね。でも、それはもう少しポジティブであるべきだ。どうなるか見てみることにしよう」

「数ヵ月前に、このサーキットで撮影走行(フィルミングデー)を行なった。久々に走行するのがこういうサーキットだというのは、首にはかなり厳しいモノだった。でも、それ以来複数のレースが行なわれているから、問題ないはずだ」

 ベッテルは、イタリアGPで見舞われたブレーキトラブルの原因はまだ明らかになっていないと語った。

「まだ調査中なんだ」

 そうベッテルは語った。

「僕らは、何が悪かったのかを理解していると思う。特にリヤのブレーキが熱くなってしまい、そのラインがある時爆発してしまったんだ」

「僕らは数周前から問題があることを検知していた。そして、ブレーキが故障するまで、走り続けようとしたんだ。もちろん驚いたけど、こういうシナリオの中で何ができるかが大事だと思う。そしてもうひとつ必要なことは、なぜブレーキが故障したのか、そしてなぜブレーキが熱くなってしまったのかを理解することだ」

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