スーパーGT

スーパーGT・GT300でタイトル獲得の日産GT-R GT3勢。しかしスバルとの予選パフォーマンスの差には納得いかず?

2022年のスーパーGT・GT300クラスでタイトルを獲得したのは日産勢の56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rだったが、松村基宏総監督は61号車SUBARU BRZ R&D SPORTとの予選パフォーマンスの差を鑑みると、さらなる性能調整が必要だと考えている。

Jamie Klein

Jamie Klein

公開日時: 2022/12/27 3:07

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R, #10 TANAX GAINER GT-R

 2022年のスーパーGT・GT300クラスは、最終戦までもつれる激戦の末に56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rの藤波清斗、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組がタイトルを獲得したが、予選でのパフォーマンスという点では61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人、山内英輝組が他を圧倒していた。

 61号車スバルは2021年にシリーズチャンピオンに輝いたが、この年は8戦中ポールポジション4回、フロントロウスタート6回を獲得した。これを受けて2022年は、61号車らGTA-GT300規定のマシンにより厳しい性能調整(BoP)がかけられ、FIA GT3車両と比べて性能が落とされるような方向性となったものの、予選での勢力図が大きく変わることはなかった。

 61号車の井口と山内は開幕戦岡山、第2戦富士、第6戦SUGO、第7戦オートポリスでポールポジションを獲得。第4戦富士では2番手に入った。さらに第3戦鈴鹿はトラブルで、最終戦もてぎはクラッシュにより後方スタートとなったものの、いずれもQ1では好タイムだったことを考えると、ほぼ毎戦ポールポジションを狙えるポテンシャルがあったと言える。

 一方で、タイトルを獲得した56号車GT-Rは一度もポールポジションを獲得できず、平均グリッドは7.4。GT-R勢唯一のポールは第5戦鈴鹿の10号車TANAX GAINER GT-Rだった。なお彼らは第3戦鈴鹿でもトップタイムを記録したが、再車検で失格となっている。

 結果的に56号車がシリーズタイトルを獲得し、チームランキングではKONDO RACINGとGAINERのワンツーとなったGT-R勢だが、これについて日産系チームの総監督であり、ニスモのCOOでもある松村基宏は、予選を公平とするためにBoPの再調整が必要だと語った。

#61 SUBARU BRZ R&D SPORT

#61 SUBARU BRZ R&D SPORT

Photo by: Masahide Kamio

「61号車の予選パフォーマンスと比較すると、GT-Rはレースの結果こそ良いですが予選がかなり遅いです。だから(2023年は)BoPがさらに公平になるように調整されればいいですね」

「我々のカスタマー(NILZZ Racing、TOMEI SPORTS)はレースでチャレンジするのは難しいので、(GTAには)予選を見て欲しいですね。レースには戦略、ピットワーク、ドライバーのスキルと色々なものが絡んできますが、予選は純粋なパフォーマンスですから」

 日産は現在、スーパーGTとスーパー耐久でGT3車両を走らせているが、その他のメジャーな海外カテゴリーには参戦していない。松村総監督は海外でGT-Rを走らせることはBoPの面でも参考になるとしながらも、現状はそう簡単ではないと語る。

「GT-R GT3の海外での使用も検討したいです。しかし現時点ではコロナ禍のこともあり、簡単にはいきません」

「現状、それはあくまで私の願望に過ぎません。ただGT-Rを使う事に関心のある海外のカスタマーがいるのであれば、それが将来的な改良進化にも繋がる可能性があります」

 なお現行のGT-R NISMO GT3は2018年から投入されており、小規模なアップデートを経て2028年までのホモロゲーションが取得されている。松村総監督によると、日産が新たなGT3モデルを投入する予定は現状ないという。

 

関連ニュース:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 【スーパーGT】他陣営も恐れる強力コンビが誕生。36号車au TOM'Sの坪井翔、新相方の宮田莉朋と「良いところを出し合えるはず」

次の記事 スーパーGTの第6戦、第7戦日程に変更。JAFが2023年の国際スポーツカレンダー登録の一部変更を公示

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Jamie Klein



来年はGT300の1戦に。“お祭り”色の強い今年の鈴鹿1000kmも存分に味わおう|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

スーパーGT

スーパーGT

第5戦:鈴鹿

14 日前

来年はGT300の1戦に。“お祭り”色の強い今年の鈴鹿1000kmも存分に味わおう|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記



雨のSF富士で予選トップ3に入ったブラウニングとオサリバン。知られざる数奇な“腐れ縁”|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

スーパーフォーミュラ

スーパーフォーミュラ 1 ヵ月前

雨のSF富士で予選トップ3に入ったブラウニングとオサリバン。知られざる数奇な“腐れ縁”|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記



WECトヨタの祝福すべき50勝目。しかしBoP非公開で“真の実力”はブラックボックス|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

WEC

WEC 4 ヵ月前

WECトヨタの祝福すべき50勝目。しかしBoP非公開で“真の実力”はブラックボックス|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

最新ニュース



Moto2サンマリノ決勝|フロントロウ全滅の波乱! ゴンザレスが漁夫の利活かし勝利。日本人ライダーはポイントならず

Moto2

MOT2 Moto2

サンマリノ

2 分前

Moto2サンマリノ決勝|フロントロウ全滅の波乱! ゴンザレスが漁夫の利活かし勝利。日本人ライダーはポイントならず



ステイアウトが正解! 宮田莉朋が3位で2日連続の表彰台獲得。優勝はベガノビッチ|FIA F2マドリード戦フィーチャーレース

FIA F2

F2 FIA F2

マドリッド

28 分前

ステイアウトが正解! 宮田莉朋が3位で2日連続の表彰台獲得。優勝はベガノビッチ|FIA F2マドリード戦フィーチャーレース



Moto3サンマリノ決勝|0.021秒の僅差決着! キレス、アルマンサ下し今季8勝目挙げる

Moto3

MOT3 Moto3

サンマリノ

1 時間前

Moto3サンマリノ決勝|0.021秒の僅差決着! キレス、アルマンサ下し今季8勝目挙げる



マドリンクの名物コーナー”ラ・モニュメンタル”はシーズン中最も過酷なコーナー……ピレリが指摘「負荷がかかる時間が長い!」

F1

F1 F1

スペインGP

2 時間前

マドリンクの名物コーナー”ラ・モニュメンタル”はシーズン中最も過酷なコーナー……ピレリが指摘「負荷がかかる時間が長い!」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録