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“悪夢”のレース乗り越え頂点に。ミル「スズキでのタイトル獲得は他と価値が違う」

2020年のMotoGPタイトルを獲得したジョアン・ミルは、第14戦バレンシアGPはこれまでのどのレースよりも苦戦し、“悪夢”のような1戦だったと語った。

Joan Mir, Team Suzuki MotoGP

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第14戦バレンシアGPで、スズキのジョアン・ミルは予選12番手から7位でフィニッシュ。タイトル獲得の条件を満たし、2020年シーズンのチャンピオンに輝いた。

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 ミルはこれまで高い安定感を発揮してきたことがタイトル獲得の要因となったが、チャンピオンを決めたこのレースでは、苦戦する姿が目立った。彼自身もバレンシアGPでは“かなり苦しんだ”と認めている。

「今回のレースは悪夢のようだった」

 ミルはそう語る。

「レースは今シーズンのどのレースよりも、苦戦していた。僕も理由が分かっていないから、この状況を理解するのは不思議な感じがする」

「でもタイトルを手にしたんだ。レースについては気にしていないよ。ただ本当に苦戦していたのは事実だ」

「フロントタイヤのグリップを失う瞬間があったし、普段のように快適に乗りこなすことができなかった。今後のためにも作業をしていくつもりだ」

 今回スズキにとって20年ぶりのタイトルを獲得したミルは、数少ないスズキの最高峰クラスチャンピオンのリストに名を連ねることとなった。

 バリー・シーン、マルコ・ルッキネリ、フランコ・ウンチーニ、ケビン・シュワンツ、ケニー・ロバーツ・ジュニア……そしてミルだ。

 2019年にスズキからMotoGPクラスに参戦を果たしたミル。彼はホンダからのオファーを蹴ってまで、スズキで戦うことを選択していた。

 スズキは2011年にリーマンショックの影響を受け一度MotoGPから撤退。2015年に再びフル参戦を開始し、2016年にはマーベリック・ビニャーレスが優勝を挙げた。

 それ以降もアレックス・リンスが表彰台を獲得していたものの、当時のチャンピオンマシンを有するホンダと比べればスズキはタイトル有力候補とまではいかない状態だった。だが、ミルはスズキに加入することを選んだ。

 そして、ミルは王座から遠ざかっていたスズキでタイトルを獲得することは、他のメーカーで成し遂げるよりも意味のあることだと感じているのだと語った。

「僕にとって、それがスズキと契約を結んだ理由なんだ」

 2000年以来、実に20年ぶりのタイトルを獲得することの意味を訊かれたミルは、そう答えた。

「もちろん、どのメーカーであってもタイトルを獲得するというのは驚くべきことで、それが目標だ」

「だけどスズキに行くことを決めた瞬間、僕はかなり勇気があったね。なぜなら2年目にこのバイクでタイトルを争えるポテンシャルがあるとは予想していなかったからだ」

「でも、実際はこういった形になった。スズキとタイトルを獲得するというのは、普通以上の意味があるんだ」

 

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