速報ニュース
F1 ハンガリーGP
無線規制はメルセデスをも苦しめた? トラブルを心配するハミルトンに助言できず
メルセデスはF1ハンガリーGPで、スタート前の無線規制の影響によって、ルイス・ハミルトンのエンジンストールに対する不安を鎮めることができなかったと説明した。

Adam Cooper
公開日時: 2020/07/23 11:13
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

F1第3戦ハンガリーGPのスタート直前、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は無線でエンジンストールの懸念について訴えていたが、チームはそれに返答しなかった。彼らはフォーメーションラップにおける一連の無線規制によって、そうせざるを得なかったと説明した。
フォーメーションラップを終えてポールポジションに着いたハミルトンは、チームに無線で「エンジンストールしそうな音がしている」と訴えた。ピットウォールにいる人間は何ら問題がないことを知っていたが、彼にそれを伝えることができなかった。これは、フォーメーションラップ中のいわゆる“コーチング”が禁止されていることが関係している。
現在のF1競技規則では、「ドライバーは単独で、誰の助けも借りずにマシンを運転しなければならない」と定められており、2017年に出された技術指令ではそれに関連して、フォーメーションラップ中の無線交信が制限されたのだ。ハンガリーGPではこのルールにハースが抵触し、フォーメーションラップ中にふたりのドライバーにピットインを指示してウエットタイヤからドライタイヤへと交換したため、後にそれぞれ10秒のタイム加算ペナルティが科された。
Read Also:
また、アルファタウリのダニール・クビアトも、フォーメーションラップ中にドライタイヤへ交換することをチームに提案していたが、チームは前述のルールを遵守したため、それについて話し合うことができなかった。
「ルイスはフォーメーションラップでエンジンがストールしそうだと思っていて、それを報告してきた」
メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンはそう語った。
「実際にはセンサーの問題で、彼がフォーメーションラップでスタートを待っている時、つまりアイドル状態のエンジンにだけ影響を与えていた」
「ストールすることはないし、いずれにせよ完全にエンジンが止まらないよう保護されているので問題なかったが、あの状況で我々は彼に大丈夫だと伝えることができなかった」
「それはフォーメーションラップの間はドライバーに話しかけることができないというルールがあるからだ。我々は大丈夫だと分かっていたが、彼は発進するまで少し心配していたようだ」
またショブリンは、スタートで失速して順位を落としてバルテリ・ボッタスについても言及した。ボッタスはステアリングのダッシュボードのライトが消えたことに反応し、実際のスタートライトが消える直前に一瞬動いてしまった。FIAの検知システムではフライングと判定されずに事なきを得たが、スタートの蹴り出しは悪くなってしまった。
「彼の問題は、ダッシュボードにあるライトが消えたのに反応してしまったということだ」とショブリンは言う。
「彼は週末を通して、ステアリングを使ってスタート練習をしていたんだ」
「スターティンググリッドにあるライトが消えるのをシミュレートするように、ステアリングのダッシュボードにあるライトも消灯する。だからそれに彼は気を取られてしまって、反応してしまったんだ」
「幸運なことに、彼はクラッチを引いてジャンプスタートを避けることができた。今は自動システムでマシンがグリッドから離れたことを検知するようになっているが、ある程度の動きの範囲でグリッドに留まれば、検知されないことになっている」
「バルテリはそれほど大きく動いていなかったので、その許容範囲の中にあった。システム上ではライトが消えるまでグリッドの中で留まっていたと判定されたので、ジャンプスタートにならなかったのだ」
「ただ、彼はそれによって多くのポジションを失う結果となった。彼が発進する頃には、周りのドライバーは皆グリッドから離れていたんだ」
Read Also:
- 素晴らしい仕事。滴り落ちる汗を見た……レッドブル代表、メカニックの働きを称賛
- フライング疑惑のボッタスはお咎めなし。「我々の判断基準は検知システム」とFIA
- レッドブル、”グリッドの乾燥”行為で審議受けるもペナルティなし。アルボンの5位変わらず
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ノリス、“友人”ラッセルの活躍を喜ぶ「昨年は気の毒だったから……」
次の記事 マクラーレンF1、『Gulf』とスポンサー契約締結か? “黄金タッグ”復活に現実味
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Adam Cooper

アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」
F1
F1
日本GP
2024/04/15
アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」

鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」
F1
F1
日本GP
2024/04/12
鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」

F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン
F1
F1 2024/04/11
F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン

More from
ルイス ハミルトン

アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」
F1
F1
バーレーンGP
30 分前
アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」

ハミルトン、今季最高の予選アタックで久々フロントロウ「決勝はとにかく自分たちのレースをするしかない」
F1
F1
バーレーンGP
1 日前
ハミルトン、今季最高の予選アタックで久々フロントロウ「決勝はとにかく自分たちのレースをするしかない」

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?
F1
F1
アゼルバイジャンGP
5 日前
フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

More from
メルセデス

ラッセル、逆転タイトル遠のく痛恨のトラブルに「もう、笑うしかない。失望なんてレベルを超えている」
F1
F1
バーレーンGP
19 時間前
ラッセル、逆転タイトル遠のく痛恨のトラブルに「もう、笑うしかない。失望なんてレベルを超えている」

今季最強メルセデス、セパンでのバーレーンGP初日は大苦戦。ラッセル「ペースが足りない……セットアップを調整しなければ!」
F1
F1
バーレーンGP
2 日前
今季最強メルセデス、セパンでのバーレーンGP初日は大苦戦。ラッセル「ペースが足りない……セットアップを調整しなければ!」

メルセデス、待望のアップデートパッケージ投入。エンジンカバーの形状一変でダウンフォース増狙う
F1
F1
バーレーンGP
3 日前
メルセデス、待望のアップデートパッケージ投入。エンジンカバーの形状一変でダウンフォース増狙う
最新ニュース

アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」
F1
F1 F1
バーレーンGP
30 分前
アロンソの現役続行、かつての好敵手ハミルトンが歓迎「才能という面では、彼に敵わないドライバーはたくさんいる」

先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
13 時間前
先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」
F1
F1 F1
バーレーンGP
13 時間前
2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
14 時間前
MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録