MotoGP Sepang February testing

ヤマハ持病の”パワー不足”、クアルタラロの嘆きにチーム側も理解「もっと期待していた」

ヤマハは2022年型YZR-M1に対して、ファビオ・クアルタラロから最高速の不足について不満が上がっているが、チーム側としてもそうした思いは共有していると語った。

Lewis Duncan

Lewis Duncan

編集: 2022/02/09 16:54

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Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing

 MotoGPの2022年シーズンに向けたプレシーズンテストが、セパン・インターナショナル・サーキットで開催された。各チームは新型マシンをテストし、ひと月後に控えた開幕戦に向けた準備を進めた。

 ただ2021年王者のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は、新型マシンのトップスピードが依然として不足していることに不満の色を見せていた。

 クアルタラロは2021年シーズンを通じて、トップスピードの向上が必要だと訴えていた。しかし昨年11月のヘレステストに持ち込まれた2022年型でも進歩は少なく、クアルタラロは落胆していた。そして今回のセパンテストでも、状況は大きく変わっていないようだ。

 2日間のセパンテストを終えたクアルタラロは、2022年型でもトップスピードの改善が乏しいことから、「ハッピーとは言えない」と語った。それは、ヤマハとしても共有できる見解のようだ。

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 チームマネージャーのマッシモ・メレガリは、ヤマハ全体がエンジンに”より大きな改善”を期待していたと語っている。そしてトップスピードを伸ばすために今注力する必要がある点がエアロダイナミクスだという考えを明かした。

「我々は彼(クアルタラロ)の考えに共感している」と、メレガリはMotoGP.comに語った。

「皆、より大きな改善を期待していたんだ。マシンは小さな改善を遂げたが、我々はもっと期待していた」

「シーズン中にはエンジンが封印されてしまい、手を加えられないのは確かだ。ただ開発を続けることができる領域もある」

「その一例がエアロダイナミクスだ。変更を加えたことでいくつかの結果を得られたし、これは我々がしっかりと探求しなくてはならない道だろう」

 現在のMotoGPのレギュレーションでは、コンセッション(優遇措置)を受けるメーカー以外は、エンジンのホモロゲーションを受け、シーズン開幕戦で封印されることになっている。つまり、シーズン中はエンジンに変更を加えることが出来ないのだ。

 裏を返せば、開幕戦カタールGPまではヤマハがエンジンに変更を加えることは可能だ。しかしクアルタラロは、テストをしていないモノを走らせることはないとその可能性は否定している。

 クアルタラロにとって2022年は、王座防衛に挑むシーズンだ。クアルタラロはヤマハのパワー面の問題が、彼のライディングスタイルによってどうにかできるモノなのかと尋ねられると、「その力はあると思う」と答えた。

「だから結局のところ答えはイエスだ。僕はこのバイクに……問題というつもりはないけど、適応することになる」

「問題はないんだ。正直に言ってもっとパワーやグリップが欲しいし、そしてあまりウイリーをしないようにすることが必要なのは確かではあるんだけどね」

「でもそれは本当に問題なわけじゃない。改善が必要な部分ということなんだ。それに僕らにはいくつも強みだってある。それは忘れるべきじゃない」

「よくネガティブなことを言っているけど、このバイクのフロント側のフィーリングは信じられないほどのモノなんだ」

 

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