フェラーリ代表、2戦連続のポール獲得も慎重な姿勢「本来の実力が結果に反映されていない」

フェラーリのマティア・ビノット代表は、F1第5戦モナコGPと第6戦アゼルバイジャンGPの予選でシャルル・ルクレールが連続でポールポジションを獲得したが、それはフェラーリの現状を反映したものではないと考えている。

フェラーリ代表、2戦連続のポール獲得も慎重な姿勢「本来の実力が結果に反映されていない」

 フェラーリのマティア・ビノット代表は、シャルル・ルクレールがF1第5戦モナコGPと第6戦アゼルバイジャンGPで2戦連続のポールポジションを獲得したが、チームの実力は今年のタイトル争いを繰り広げるメルセデスやレッドブル・ホンダには及ばないと考えている。

 ルクレールは、低速域が強みの『SF21』を駆り、第5戦モナコGP予選でメルセデスとレッドブル・ホンダを退け、ポールポジションを獲得した。昨シーズン大きく低迷したフェラーリが復活したこと、予選Q3でトップタイムのルクレールがクラッシュし、そのまま赤旗終了となったこともあり、このポールポジション獲得は大きな話題を呼んだ。

 モナコGP後、フェラーリは第6戦アゼルバイジャンGP予選での再現は難しいと踏んでいたが、その事前予想とは裏腹に、2戦連続でルクレールがポールポジションを獲得した。

 しかし、アゼルバイジャンGP決勝では、先頭からスタートしたルクレールはルイス・ハミルトン(メルセデス)やマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、そのチームメイトであるセルジオ・ペレス、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)らに抜かれ、最終的にはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)の後ろ4位でチェッカーを受けた。

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 ただチームメイトのカルロス・サインツJr.も8位入賞を果たしたことで、コンストラクターズランキングではマクラーレンに2ポイント差をつけ3番手に浮上した。しかしビノット代表はレース後、予選順位を考えればもっと上の順位を期待していたものの、2戦連続のポールポジション獲得は例外的なものであり、レッドブル・ホンダやメルセデスと肩を並べるだけのパフォーマンスをフェラーリが手にした訳ではないと考えていると語った。

「2チーム(メルセデスとレッドブル・ホンダ)は明らかに我々よりも前にいて、強力だということは間違いない」とビノットは語った。

「モナコとここバクーの両方でポールポジションを獲得できたことは素晴らしいが、それが(グリッド)全体の中での本来のパフォーマンスを反映したものとは思わない。強い2チームが(前に)いると考えている」

「とは言え、我々は進歩している。マシンへの学習を深め、シーズン当初に比べてうまく活用できるようになっているので、進歩していると思う。そして今後、開発がいくつか行なわれることもわかっている」

「だから全体としては、これが我々の現状だと考えている。(決勝では)予選を見て、全体的にもっと良いペースを期待していた」

 ビノットは、ソフトタイヤを履いたルクレールが第1スティントで次々と順位を落としていったことは想定済みだったと明らかにした。また、ピットストップ後のクリーンエアでのルクレールとそのチームメイトのカルロス・サインツJr.のペースには満足しているようだ。

「ソフトタイヤで苦しむことは分かっていた」とビノットは言う。

「実際のところ、我々はソフトタイヤに最も苦労したと思う。ハードタイヤでは、フリーエアの時のカルロスのペースは象徴的なものだったし、競争力があったと思う」

「確かに、レースではまだペースを挙げる必要があるのは間違いない。しかし、フリーエアでの全体的なパフォーマンスは、悪くなかったと考えている」

「ドライバー2人とも指摘していたことだが、我々は乱流の中では苦しんでいる。そこは分析を集中させる必要のある箇所だ」

 

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