F1
ホンダF1、アストンマーチンとの提携で育成システムにも変更が? HRC渡辺社長「将来的には一緒に何かできればと思っている」
アストンマーチンとタッグを組み、2026年からF1への正式復帰を果たすことになったホンダ。現在レッドブルと協力関係にある同社のドライバー育成システムは今後どうなっていくのか? HRCの渡辺康治社長に尋ねた。
編集: 2023/05/25 3:37
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

ホンダは、2026年からアストンマーチンをパートナーとして、F1に復帰することを決め、5月24日に発表を行なった。この提携により、ホンダのドライバー育成プログラムにも影響が及びそうだ。
ホンダは現在、佐藤琢磨をカート・フォーミュラクラスのプリンシパル(校長)、中野信治をヴァイス・プリンシパル(副校長)とする体制で、若手ドライバーを育成するホンダ・レーシングスクール・鈴鹿(HRS)を運営している。このスクールはかつては鈴鹿サーキット・レーシングスクール(SRS)と呼ばれ、多くの人材が世界へと巣立っていった。佐藤琢磨も、そして現在F1を戦う角田裕毅も、SRS時代に同スクールを卒業したドライバーである。
そんなHRSを卒業したドライバーは近年、現在HRC(ホンダ・レーシング)がF1でタッグを組むレッドブルの育成プログラムを通して世界へ羽ばたいていった。レッドブルに認められると”レッドブル・ジュニア”の一員として活動することとなり、前述の角田はそのルートを辿ってF1へと到達。今年はFIA F2に参戦中の岩佐歩夢と、イギリスのGB3に参戦する荒尾創大という日本人ドライバーふたりが、レッドブル・ジュニア・チームのメンバーとして名を連ねている。
またレッドブルF1のセルジオ・ペレスは、現在HRSのアンバサダーを務めている。
しかし、ホンダは2026年からアストンマーチンをパートナーとすることが決まり、レッドブルも2026年からフォードと組むことが決まっている。このことは、当然育成システムにも影響が及ぶはずだ。
これについてHRCの渡辺康治社長は、すぐに大きな変更をすることはないものの、将来的にはアストンマーチンと育成に関するプログラムを創設する可能性があると示唆した。
「急に色々なことを変えてしまうと、(HRS/ホンダ・レーシングスクール・鈴鹿の)生徒のみなさんに迷惑をかけてしまいます。ですので、基本的にはレッドブルとやっていきながら、どうやってシフトしていくのかというところを議論したいと思っています」
そう渡辺社長は言う。
「将来的にはアストンマーチンと一緒に何かができればいいと思っています。ただ、具体的にはまだ決まっていません」
ホンダ育成出身兼レッドブルのドライバーでもある角田裕毅と岩佐歩夢のふたりの扱いについても、レッドブル側と慎重に話を進めていくと渡辺社長は語る。
「これからレッドブル側、(クリスチャン)ホーナー代表らと、色々と話をしていかなければいけません」
「枠組みをガラリと変えることで、彼らの目の前に今あるモノがなくなってしまう……そういうのはあってはならない……そこは慎重にやりたいです」
「彼らはホンダの育成出身ドライバーですから、当然今後もサポートしていきます。やれるところは、全面的にバックアップしていきますよ」
渡辺社長は、F1復帰の発表記者会見でもこの件について語り、HRSからアストンマーチンF1のシートを狙えるようなドライバーが出てくれることを期待していると語った。
「当然我々は日本人ドライバーや、ホンダ・レーシングスクール・鈴鹿(HRS)というレーシングスクールを持っておりますので、そこからもぜひどんどんチャレンジしていただいて、その候補になれるようになってもらえたら嬉しいなと思っております」
なおアストンマーチン側も、素晴らしい才能を持った日本人ドライバーを起用できることを期待していると語る。
「競争力のある日本人のドライバーと仕事ができるのを楽しみにしている」
そう語るのは、アストンマーチン・テクノロジー・グループCEOのマーティン・ウィットマーシュである。
「ホンダとアストンマーチンは、共に勝利を目指していく。そのためにはベストなドライバーが必要なのだ。そして、才能溢れる若い日本人ドライバーが登場するのを楽しみにしている」
「(2026年に)起用するドライバーは、今後数年間かけて話し合っていくことになるだろうね」
関連ニュース:
- 角田裕毅のアストンマーチン・ホンダ加入はある? 「彼は候補。この先2年の成長を見て真剣に検討したい」
- アルファタウリのトスト代表、ガスリーの後任として岩佐歩夢らすべてのレッドブル育成ドライバーの起用も検討したと認めるも「彼らにはまだ経験が不足している」
- 2026年からのF1活動“復帰”についてホンダ三部社長がコメント「参戦終了後、F1を取り巻く環境に変化があった」HRC通し継続的な参戦を目指す
- チームが一時”トリコロール”に染まりかける危機……岩佐歩夢、F2制覇に向けた足場づくりで得た学び「チームメイト同士で争うだけでは何も得られない」
- ホンダと”アストンマーチンF1”が組むのは初めてではない? 同チームの前身はジョーダン……佐藤琢磨デビューの2002年以来のコンビ復活
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ホンダ、F1正式復帰の背景にアメリカでの”F1旋風”アリ。主力市場でブランド力向上をめざす
次の記事 SCおよびVSC下でのダブルイエロー、今週末のモナコGPから、厳しい速度制限を導入「FIAとしては安全性が最優先」
最新ニュース

平川亮、急転直下でF1デビュー決定。オコンに代わってFP3以降のセッションに参加……詳細は明かされずも「病気が理由ではない」
F1
F1 F1
メキシコシティGP
2 時間前
平川亮、急転直下でF1デビュー決定。オコンに代わってFP3以降のセッションに参加……詳細は明かされずも「病気が理由ではない」

フェラーリ代表、最高の滑り出し見せたメキシコシティGPに期待も「土曜日に向け、最大限の結果を引き出さないと」
F1
F1 F1
メキシコシティGP
5 時間前
フェラーリ代表、最高の滑り出し見せたメキシコシティGPに期待も「土曜日に向け、最大限の結果を引き出さないと」

マシンが準備されてない! ピットインして激怒ミラー、チームに謝罪「行き違いがあった。間抜けに見えただろう」
MotoGP
MGP MotoGP
マレーシアGP
5 時間前
マシンが準備されてない! ピットインして激怒ミラー、チームに謝罪「行き違いがあった。間抜けに見えただろう」

メルセデス、新パッケージのポテンシャルはまだ解放できず? ラッセル「最適な領域からかなり外れている」
F1
F1 F1
メキシコシティGP
6 時間前
メルセデス、新パッケージのポテンシャルはまだ解放できず? ラッセル「最適な領域からかなり外れている」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録