F1 オーストラリアGP

F1分析|本当にメルセデスは速そうだ。しかもペース推移は超安定……エネルギーマネジメントもしっかりできている証拠か?

F1オーストラリアGPのFP2での、各車のロングランペースを分析。データを見る限りでは、メルセデスが下馬表通り速そうだ。

田中 健一

編集: 2026/03/06 23:27

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Andrea Kimi Antonelli, Mercedes

Andrea Kimi Antonelli, Mercedes

写真:: Mark Thompson / Getty Images

 2026年のF1がついに開幕。オーストラリアGPの初日にはFP1とFP2という2回のフリー走行が行なわれた。この走行データを見る限り、やはりメルセデスが速そうだ。

 今季のF1は、これまでも散々報じられてきたように、レギュレーションが大きく変更。エネルギーマネジメントが昨年までと比較して非常に重要になった。しっかりとエネルギーマネジメントを行なわないと、バッテリーに蓄えられた電気エネルギーが枯渇してしまい、タイムを失ってしまうことになる。

 これは予選など一発のアタックラップにも影響を及ぼすが、ロングランならばなおさらということになるかもしれない。安定したペースで走るためには、しっかりとエネルギーマネジメントを成功させる必要がある。

 FP2では各車がロングランを行なったが、そのマネジメントに苦労しているのか、ラップタイムが上下する事例が目立った。

F1オーストラリアGP FP2 ロングラン分析:ミディアム

F1オーストラリアGP FP2 ロングラン分析:ミディアム

写真: Motorsport.com Japan

 上のグラフは、ミディアムタイヤを履いてロングランを行なった各車のラップタイム推移である。比較的ではあるが、ラップタイムが上下しているのがお分かりいただけるだろうか。

 ここに挙げた各車は、1分24秒〜1分27秒で推移。燃料搭載量の差もあるはずなので優劣の判断はつけ辛いものの、比較的全車が同じようなロングランパフォーマンスを見せたと言えるだろう。

 ここで驚きなのが、茶色の線で示したアウディがしっかりと中団グループに分け入っていることだろう。ニコ・ヒュルケンベルグ、ガブリエル・ボルトレト共に、アルピーヌやレーシングブルズと遜色ないペースで走った。車体こそ元ザウバーのチームが開発しているためそもそも心配する必要などなかろうが、新開発のパワーユニットがしっかり機能しているという部分は、アウディの底力を感じさせる。決勝でも、いきなり入賞を争う位置を走っても、決して不思議ではない。

F1オーストラリアGP FP2 ロングラン分析:ハード

F1オーストラリアGP FP2 ロングラン分析:ハード

写真: Motorsport.com Japan

 さて本稿でもっとも言及しておきたいのは、こちらのハードタイヤでロングランした組の中の1チームだ。

 黄緑色で示したメルセデス勢の2台は、絶対的なペースが他よりも優れているのもさることながら、先のグラフで示したようなラップタイムの乱れが少なく、非常に綺麗にペースを揃えている。特に黄緑色の点線でしめしたアンドレア・キミ・アントネッリのペース推移には、美しさすら感じる。

 ここから判断するに、メルセデスは速さだけでなく、しっかりとしたエネルギーマネジメントの方法を習得しているように見える。これは他のチームにとっては脅威に映るのではないだろうか。

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、メルセデスのペースについて、こんなことを語っている。

「彼らは明らかに非常に強い。特にレースペースに関してはね。予選ペースでどれだけの差が残っているかは分からないが、レースペースでは僕たちと比べて非常に強いようだ」

 このグラフを見ていただいても、それを如実に感じていただけるだろう。

 さて土曜日には予選、そして日曜日には決勝レースが行なわれる。このデータのままメルセデスが圧倒的な強さを発揮するのだろうか? もしアントネッリが勝つようなことがあれば、初優勝ということになる。

関連ニュース:

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 やっぱりメルセデス強いじゃん! ルクレール、ライバルのロングランペース警戒「徐々に実力を見せてきている」

次の記事 フェルスタッペン、レッドブルの”劣勢”に驚きなし「トップに立つにはまだやるべきことがある」

More from

田中 健一



バーレーンGP決勝のタイヤ戦略はどうなる。フェルスタッペン&ルクレールの残りタイヤセット数は他とは異なる……1ストップを狙う?

F1

F1

バーレーンGP

58 分前

バーレーンGP決勝のタイヤ戦略はどうなる。フェルスタッペン&ルクレールの残りタイヤセット数は他とは異なる……1ストップを狙う?



ホンダF1折原エンジニア、アロンソ&ストロール揃っての予選Q2進出に安堵「どんな展開にも対応できるように準備します」

F1

F1

バーレーンGP

18 時間前

ホンダF1折原エンジニア、アロンソ&ストロール揃っての予選Q2進出に安堵「どんな展開にも対応できるように準備します」



速いフェルスタッペンが戻ってきたぞ! 今季初PP獲得。ハミルトンが2番手。アストンマーティン・ホンダは2台Q1突破|F1バーレーンGP予選

F1

F1

バーレーンGP

20 時間前

速いフェルスタッペンが戻ってきたぞ! 今季初PP獲得。ハミルトンが2番手。アストンマーティン・ホンダは2台Q1突破|F1バーレーンGP予選

最新ニュース



バーレーンGP決勝のタイヤ戦略はどうなる。フェルスタッペン&ルクレールの残りタイヤセット数は他とは異なる……1ストップを狙う?

F1

F1 F1

バーレーンGP

58 分前

バーレーンGP決勝のタイヤ戦略はどうなる。フェルスタッペン&ルクレールの残りタイヤセット数は他とは異なる……1ストップを狙う?



Moto2日本GP決勝|ゴンザレス受難! ゲバラ勝利でタイトル争いは接近。佐々木14位でポイント確保

Moto2

MOT2 Moto2

日本

1 時間前

Moto2日本GP決勝|ゴンザレス受難! ゲバラ勝利でタイトル争いは接近。佐々木14位でポイント確保



「紙でできている」とフェルスタッペンが酷評したレッドブルRB22、セパンで今季初PP。今季初めて“ベンチマーク”となった要因とは

F1

F1 F1

バーレーンGP

1 時間前

「紙でできている」とフェルスタッペンが酷評したレッドブルRB22、セパンで今季初PP。今季初めて“ベンチマーク”となった要因とは



Moto3日本GP決勝|山中琉聖、母国で8位シングルフィニッシュ! アルマンサがポール・トゥ・ウィン

Moto3

MOT3 Moto3

日本

2 時間前

Moto3日本GP決勝|山中琉聖、母国で8位シングルフィニッシュ! アルマンサがポール・トゥ・ウィン

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録