予選レポート

F1 オーストラリアGP

メルセデス、別次元の速さでフロントロウ独占! ラッセルがポールポジション|F1オーストラリアGP予選

F1開幕戦オーストラリアGPの予選が行なわれ、メルセデスのジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得した。

公開日時: 2026/03/07 6:39

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George Russell, Mercedes

George Russell, Mercedes

写真:: Peter Fox

 F1開幕戦オーストラリアGPの予選が行なわれた。シーズン最初のポールポジションを獲得したのは、メルセデスのジョージ・ラッセルだった。

 レギュレーションが一新された2026年のF1。エネルギー管理がこれまでとは比にならないほど重要になっている。そのため、いかに効率的にエネルギーを使うかが肝だが、それに加えて当然ながらタイヤもうまく使いこなさなければならない。

 いずれにしても各チームが現時点での全力をみせるシーズン最初のセッション。気温は20度、路面温度38度で予選が幕を開けた。

Q1:フェルスタッペンまさかのクラッシュ。アロンソQ2進出ならず

 新たにキャデラックが参戦し、計22台の参戦となったことで予選のシステムにも変更が加えられ、予選Q1とQ2で脱落する台数はそれぞれ5台から6台に増加となっている。

 Q1は、17~22番グリッドを決定する18分間のセッション。FP3で大クラッシュを喫したアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)のマシンの修復が続く中、各車がコースインした。

 当然ほとんどのマシンがソフトタイヤを履いたが、フェラーリの2台はミディアムタイヤを使った。

 マクラーレンのオスカー・ピアストリが1分20秒552を記録し暫定トップに立つが、アウディのガブリエル・ボルトレトがそれを上回ってみせた。しかしそれを大きく上回ったのがメルセデスのジョージ・ラッセル。1分19秒840を叩き出した。

 シャルル・ルクレール(フェラーリ)やピアストリがタイムを更新するものの、ラッセルのタイムには肉薄できなかった。

 コースインを遅らせていたレッドブルのマックス・フェルスタッペンだったが、Q1残り8分ほどのところでアタックへ。しかしターン1でまさかのクラッシュ。これで赤旗が掲示された。

 フェルスタッペンはリヤがいきなりロックする形でスピン。今季のマシンは昨年まで以上たくさんのエネルギーを回生しなければならないため、物理的なブレーキとの協調など、制御がとても難しくなっている。その面での不具合があったのかもしれない。

 この赤旗の間に、アントネッリのマシンは修復が完了。残り時間7分29秒からのセッション再開を待つピットレーンの車列に加わることができた。

 ミディアムタイヤのまま再びアタックしたハミルトンやピアストリがトップタイムを続けて塗り替えたものの、ラッセルが1分19秒507までタイムを更新。トップを奪還しQ1を終えた。

 セッション終盤、ノックアウト圏内にいたのはキャデラックの2台とアルピーヌのフランコ・コラピント。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは16番手と、ギリギリQ2進出を狙えるかというポジションにいた。

 しかし、コラピントがラストアタックでタイム更新。アロンソはセットアップ作業もままならない中でQ2進出なるかと思われたが17番手に落ち、惜しくもここで予選を終えた。

 キャデラックのセルジオ・ペレスが18番手、バルテリ・ボッタスが19番手。ウイリアムズのカルロス・サインツJr.とアストンマーティンのランス・ストロールはFP3で見舞われたトラブルで予選に出走できなかったため、フェルスタッペンが20番グリッドにつくことになる。

Q2:ボルトレトが殊勲のQ3進出も、ピットに帰れず

 11~16番グリッドを決定する15分間の予選Q2も、まず好タイムを記録したのはやはりメルセデス勢。アントネッリが1分19秒604をマークすれば、ラッセルは1分18秒934。週末初めての1分18秒台となった。

 ピアストリが2台の間に割って入るも、ラッセルとの差は0.648秒も開いた。レッドブルのアイザック・ハジャーは4番手。ランド・ノリス(マクラーレン)の後ろには、ルーキーのアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)がつけた。

 一旦各車がピットに戻り、残り時間6分を切る頃からQ3進出をかけたアタックへ向かう。

 アントネッリが2番手に浮上した一方、1セット目のタイヤではアタックがまとまらずノータイムだったハミルトンが6番手までジャンプアップした。

 その後、ルクレールが2番手タイムを記録するも、ラッセルは0.423秒差でQ2もトップとなった。

 メルセデスやフェラーリ、マクラーレン、レッドブルのアイザック・ハジャーが順当にQ3進出を決め、レーシングブルズも2台ともにQ2を突破した。

 明暗が分かれたのはアウディで、ボルトレトがタイムを更新し10番手にポジションを上げたことで、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは11番手、Q2敗退となった。ただ、Q3進出を決めたボルトレトもピットロード入口でマシンストップ。トラブルによりピットに帰れずマシンを停めてしまった。

 12~13番手はハースのオリバー・ベアマン、エステバン・オコン。アルピーヌのピエール・ガスリーとコラピントの間に、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンが入った。

Q3:メルセデスが別次元! ラッセルがポールポジション

 ボルトレトのトラブルでスタートディレイとなったQ3は、これまでより1分長い13分間で争われた。ボルトレトは参加が叶わず、9台がコースへ向かった。

 しかし残り時間9分47秒で赤旗掲示。メルセデスがアントネッリのマシンをクーリングファンをつけたままコースに送り出してしまい、それがコース上に落下。そしてノリスがそれを踏んでしまったのだ。

 デブリが回収され、セッション再開。ノリスはデブリを踏んだことでフロントウイング下面にダメージを負い、クルーが急いで修復を行なって車列に加わった。

 ラッセルはまず1分19秒084をマーク。アントネッリはコースオフがあり、先にピットに戻った。2番手につけたのはノリスで、僅差でハジャーが続いた。しかしラッセルとこの2台のギャップは0.5秒以上開いた。

 アタックを終えたマシンがピットに戻る中、1アタックに賭けるレーシングブルズ2台とアントネッリがコースインし、空いたコース上でアタックを実施。他のドライバーたちも程なくコースに戻り、ラストアタックに臨んだ。

 やはりラッセル最大のライバルはチームメイトのアントネッリ。1分18秒811を叩き出したアントネッリがトップタイムを塗り替えるも、ラッセルはそれ以上の速さ。全セクターで全体ベストを更新し、1分18秒518を叩き出して、圧巻のポールポジションを獲得した。

 3番手に飛び込んだのはハジャー。4番手ルクレールを上回ってみせたが、ラッセルからは0.785秒の遅れだ。

 王者マクラーレンはピアストリが5番手、ノリスが6番手。ハミルトン、レーシングブルズのリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドというQ3のオーダーとなった。

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