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ラッセル逆襲へ、SQ最速。アストンマーティンの躍進は本物か?|F1カナダGPスプリント予選

F1カナダGPのスプリント予選では、メルセデスのジョージ・ラッセルがトップタイムをマーク。アストンマーティンも復活への一歩を踏み出した。

George Russell, Mercedes

George Russell, Mercedes

写真:: Rudy Carezzevoli / Getty Images

 F1カナダGPのスプリント予選が行なわれ、メルセデスのジョージ・ラッセルが土曜日に行なわれるF1スプリントのポールポジションを獲得。アストンマーティン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソがSQ1で14番手となったが、その後のアタック中にクラッシュし、SQ2への出走は叶わなかった。

 気温19度、路面温度42度というコンディションで始まったF1カナダGPのスプリント予選。アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)はFP1でのクラッシュの影響、またリアム・ローソン(レーシングブルズ)はFP1で見舞われたマシントラブルの影響で、このスプリント予選には出走できなかった。

■SQ1:アロンソ急浮上! 14番手で突破も無念のクラッシュ

 各車新品ミディアムタイヤの使用が義務付けられているSQ1。セッション開始と同時に、前述の修復が間に合わなかった2台を除く全20台がコースインしていった。

 多くのマシンがタイヤのウォームアップに2周を使う中、フェラーリのルイス・ハミルトンは計測1周目にアタックし、1分15秒459を記録した。

 ただ各車当然のごとくアタックラップでペースを上げ、全車が1回目のアタックを終えた時点で最速だったのはメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリで1分14秒010。2番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンがつけたが、0.5秒近い差があった。

 また、アストンマーティン・ホンダのフェルナンド・アロンソは10番手。今季開幕直後の状況から脱し、今や完全に中団グループの中に分け入ってきたと言えよう。

 ミディアムタイヤでならば複数回のアタックが可能。ハミルトンは2度目のアタックで1分13秒922を記録し、アントネッリを差し置いて首位に浮上してみせた。さらに次のアタックでもタイムを更新し、1分13秒889へとタイムを縮めた。

 残り2分を切った頃、赤旗が掲出される。アロンソがターン3でロックアップし、ウォールに突っ込んでしまったのだ。

 残り時間1分46秒でセッション再開。各車なんとかアタックラップを行なおうと、我先にとコースインしていく。

 しかし計測ラップに間に合ったのは3台のみ。しかしあまりにも残り時間が少なく、タイヤもしっかりと温められていなかったため、各車ともタイム更新はならず。

 結局ハミルトンが首位でSQ1突破。2番手アントネッリとなった。

 一方でキャデラックの2台、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、走行できなかったアルボンとローソンがSQ1敗退となった。

 アロンソはクラッシュしたとはいえSQ1突破は決めた。アストンマーティン・ホンダは確実に前進している。

■SQ2:フェルスタッペン、薄氷のSQ2突破

 SQ2に進出したうち14台は、セッション開始と同時にコースイン。唯一ガレージたタイミングを見極めることを選んだのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。フェルスタッペンは各車が最初のアタックを終えた後、残り6分を切った段階でコースインした。路面コンディションの改善が著しいため、できるだけ遅いタイミングでコースインすることで、新品タイヤのアドバンテージを活かそうとしたのだろう。

 そんな中、最初のアタックを終えた段階で首位につけたのは、メルセデスのジョージ・ラッセル。2番手にはアントネッリが続いた。この2台のメルセデスに肉薄したのが、フェラーリのハミルトンであった。

 準備万端でアタックしたはずのフェルスタッペンだったが、9番手にとどまってしまう。ライバルのアタック次第では、SQ2敗退となってしまう可能性もある、ギリギリのタイムである。

 一方でラッセルは1分13秒026までペースを伸ばして圧倒的首位。2番手ハミルトンとの差は0.4秒と大きかった。

 SQ2最終盤、後方の各車がタイム更新。しかしメルセデス、フェラーリ、マクラーレン、レッドブルにアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は安泰。フェルスタッペンもなんとか9番手でSQ3進出を果たした。

 一時はニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)が10番手かと思われたが、最後の最後でカルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)がここに飛び込み、SQ3進出の権利を奪い取った。

 アウディの2台、フランコ・コラピント(アルピーヌ)、ハースの2台、出走できなかったアロンソが、SQ2で姿を消した。

■SQ3:やっぱりメルセデス最速。ハミルトン肉薄もミス!

 SQ3はソフトタイヤの使用が義務付けられるセッション。ここではメルセデス勢vsハミルトンという戦いが繰り広げられた。

 最初のアタックを終えた段階では、ラッセルがトップタイム。以下ハミルトン、アントネッリと続いた。

 2アタック目ではハミルトンがセクター1で全体ベストを記録するものの、ヘアピンでロックアップ。タイム更新とはならなかった。

 一方メルセデス勢はアタックをまとめ、ラッセルが1分12秒965を記録。これがこのスプリント予選SQ3の最速タイムとなった。アントネッリはこれに食らいついたが、0.068秒及ばず2番手止まりだった。

 3番手と4番手にはマクラーレン勢が続き、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリの順。ハミルトンは結局5番手まで順位を落とした。以下ルクレール、レッドブルの2台、リンドブラッド、サインツJr.というトップ10の順位であった。

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