F1 オーストリアGP

アントネッリの好きにはさせない! ラッセルが最速タイムをマークし、チームメイトの”フリー走行完全制覇”を阻止。ハミルトン3番手|F1オーストリアGP FP3

メルセデスのジョージ・ラッセルが、F1オーストリアGPのフリー走行3回目でトップタイムをマークした。

田中 健一

編集: 2026/06/27 12:02

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George Russell, Mercedes

George Russell, Mercedes

写真:: Guido De Bortoli / LAT Images via Getty Images

 F1第8戦オーストリアGPのフリー走行3回目が行なわれ、メルセデスのジョージ・ラッセルがトップタイムを記録。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが、フリー走行全てで最速タイムをマークするのを阻止した。

 オーストリアGPは2日目も灼熱。気温は30度、路面温度48度と、高地とは思えないような暑さとなった。

 セッションが開始しても、ほとんどのマシンがコースインせず。キャデラックのセルジオ・ペレスが、ひとりコースを独占して周回を重ねるという序盤10分であった。

 セッション開始から10分ほどが経過すると、他のマシンも徐々にコースイン。フランコ・コラピント(アルピーヌ)とニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)はソフトを、アイザック・ハジャー(レッドブル)はハードタイヤを選択した。その後コースインした各車も、ほとんどがソフトタイヤを履いた。

 そんな中まずトップタイムを記録したのはメルセデスのアントネッリで、1分7秒533。チームメイトのラッセルがこれに続くポジションにつけた。

 ただソフトタイヤで2回のアタックを成功させることも可能なようで、フェラーリ勢はこの2回目のアタックでシャルル・ルクレールがメルセデス勢の間に分け入る2番手、ルイス・ハミルトンが4番手となった。

 ラッセルはソフトタイヤでの3アタック目で、ルクレールを抜いて2番手に。さらにマクラーレンのオスカー・ピアストリが3番手、ランド・ノリスも4番手に上げてきた。

 他車よりも遅れて2アタック目を行なったアントネッリは、セクター1と2で全体ベストのベースを記録し、1分7秒134を計測。ラッセルに0.4秒の差をつける圧倒的最速タイムに君臨した。

 セッション残り15分を切った頃から、2セット目のタイヤを履いてコースインするマシンが出始める。

 その最初のアタックでは、アントネッリは前を行くマシンに詰まってしまうシーンもあり、自己ベストタイムを更新できず。一方で初日は鳴りをひそめていたハミルトンが、アントネッリに0.077秒差の2番手に浮上してみせた。

 残り2分半というところでラッセルが1分7秒096を記録して首位に浮上。アントネッリとハミルトンも改めてアタックしたが、いずれもペースを伸ばせなかった。

 結局ラッセルが最速。チームメイトのアントネッリがフリー走行で3セッション連続最速タイムを記録するのを阻止した。

 3番手にはハミルトンが続いた。初日は少し低迷していたように見えたフェラーリ勢だったが、やはりというかここにきてペースを上げてきた。

 マクラーレン勢が4番手5番手、そして6番手のフェルスタッペンも僅差であり、予選、決勝でどんな走りを見せるのかが注目である。シャルル・ルクレールはチームメイトのハミルトンに0.2秒の差をつけられ、7番手だった。

 中団チームの最速はレーシングブルズ勢。9番手リアム・ローソン、10番手アービッド・リンドブラッドという純だった。ただアルピーヌのピエール・ガスリーやアウディ勢もこれに続いている。

 アストンマーティン・ホンダ勢はこのセッションも厳しく、フェルナンド・アロンソが首位から3.3秒遅れの21番手、ランス・ストロールが3.4秒遅れの22番手だった。

 なおこのセッションでは、多くのマシンがソフトタイヤを2セット使った。これにより、硬めのタイヤを合計3セット、決勝に残した格好だ。気温と路面温度が上がったことで、タイヤのデグラデーション(性能劣化)が大きいと予想されるからだ。

 トップ4チームのうち、レッドブル勢を除く3チームは、ハードタイヤ2セット、ミディアムタイヤ1セットを新品のまま残して予選&決勝に挑む。

 フェルスタッペンはハードとミディアムをそれぞれ2セットずつ新品のまま残したが、ソフトタイヤは3セットしか残っていない。つまり予選Q1とQ2をそれぞれ1セットのソフトタイヤで通過し、Q3も1セットのみで戦うという戦略を強いられることになりそうだ。もちろん、予選でミディアムタイヤを使う可能性も否定はできないが。

 なおフェルスタッペン以外の上位勢は、新品のソフトタイヤの残りセット数は4である。

 一方中団グループ以下のマシンの多くは、ハードタイヤ1セット、ミディアムタイヤを2セット残す戦略。トップチームとは考え方が分かれた。

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