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F1、LEDホイールカバー計画の2024年導入を断念か。レギュレーションから導入準備の規定削除

F1は、チームとの最新ミーティングを経て、2024年にLEDホイールカバーを導入する計画を正式に断念したようだ。

McLaren 2022 tyre detail

写真:: Giorgio Piola

 F1は数年前から、ホイールカバーにLEDライトを装着し、ファンに向けて情報を表示するというアイデアを検討していたが、少なくとも2024年に導入する可能性は無くなったようだ。

 2021年にアブダビで行われたシーズン終了後のテストでは、マクラーレンがマシンにLEDライトシステムをホイールカバーに搭載。技術的に準備が整えばレースで導入するというオプションもルールに盛り込まれていた。

 こうした動きを受けて、セッションやレース中に何が起こっているのかをファンがより理解できるようにするために、このシステムが使われることが期待されていた。

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 ピレリのカーレース・F1部門責任者であるマリオ・イゾラは当時、LEDで表示できる情報の選択肢は無限大であると語った。

「この(LEDライト)デバイスを装着し、デバイスが機能するようになれば、やりたいことは何でもできるようになる」

「ポジションを表示したり、ロゴを表示したり、予選のラップタイムを表示したり……。多くの可能性がある」

「技術はあるから、表示させたいものをプログラムするのは簡単だ」

 しかしF1委員会の最新の会合で、LED導入のアイデアは一歩後退した。

 4月23日に改訂された2024年の技術規則では、LEDシステム導入の可能性を示す記述が削除されており、正式に導入される可能性が排除された。

 当初、技術規則の第8.18条には次のように記されていた。

「必要な技術の利用可能性に応じて、また観客に視覚情報を提供するために、FIAは第3.13.7条に記載されている4つのホイールカバーのそれぞれに回転式LEDディスプレイパネルを取り付けるよう要求することができる」

 LEDシステムに関する最大の懸念点は、マシンの最も繊細な部分だとタイヤへの重量増加だった。

 2022年にホイールリム径が13インチから18インチに変更されたことで、フロントで2.5kg、リヤで3kg重くなるなど、すでに顕著な質量増が起こっていた。

 また、多くのチームが車両の最低重量をクリアするのに苦労している今、LEDシステムによる重量増は、チームが進んで受け入れるべきものではないのは明らかだった。

 
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