F1 ベルギーGP

F1ベルギーGPは電気エネルギー的にもっともっと厳しいグランプリに? アロンソ「F2よりもパワーが劣るシーンがあるかもしれない」

F1ベルギーGPの舞台であるスパ・フランコルシャンは、ストレートが長く高速コーナーが多いため、エネルギーマネジメントが難しいレースとなるだろう。

Haydn Cobb

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公開日時: 2026/07/13 2:35

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Gabriel Bortoleto, Sauber

Gabriel Bortoleto, Sauber

写真:: Simon Wohlfahrt / AFP via Getty Images

 F1ドライバーたちは、スパ・フランコルシャンにおけるエネルギーマネジメントに、頭を悩ませることになると覚悟している。フェルナンド・アロンソは、1周を走る中大部分でバッテリーが空になり、「F2よりもパワーが劣る」可能性があると考えている。

 ベルギーGPの開催地であるスパ・フランコルシャンは、長いストレートと高速コーナーがある一方、エネルギー回生ができる箇所が少ないため、F1が走る上ではエネルギーマネジメントが非常に大きな問題となるサーキットだ。

 今季のF1マシンはパワーユニットにおけるエンジンと電動パワーの出力比が均等になったため、どのサーキットでもエネルギーマネジメントが大きな課題となっている。高速コースであるシルバーストンでのイギリスGPでも苦労したが、スパ・フランコルシャンは特にそれが顕著になるだろう。

 アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、最終コーナーにあたるバスストップ・シケインと、1コーナー”ラ・ソース”でバッテリーを充電できるため、オー・ルージュ〜ラディオンの登り高速コーナー、そして長いケメルストレートではエネルギーをフルに使えるものの、第2セクターに向けてはエネルギー回生できるコーナーが足りないと予想している。

「シルバーストンとスパは、エネルギーの消費が非常に激しいコースだ」

 アロンソはイギリスGPの前にそう語っていた。

「全てのストレートで、パワーをかけられるわけではない。来週(ベルギーGP)も同じ状況になるだろう。スパ・フランコルシャンでターン1(ラ・ソース)からターン5(レ・コンブ)まで電気エネルギーを使うと、1周の残りの区間では電気エネルギーをほとんど使えなくなる」

「つまりターン14(スタヴロー)からバスストップ(シケイン/ターン18と19)にかけて電気エネルギーを使うため、少し温存しておく必要があるんだ。でもセクター1のふたつのストレートで電気エネルギーを使ってしまうと、セクター2以降の1分間は、全く使えないことになる」

「そして電気エネルギーを使えないと、F2マシンよりも大幅にパワーが劣ってしまうことを忘れてはいけない。電気エネルギーを制限すれば、そういうことになるんだ。だからこれは、確かに大きな問題だ」

 F1のV6エンジンは、ハイブリッドシステムなしで約540馬力を発生させる。一方でF2で使われているメカクローム製のエンジンは、公式発表では出力が約610馬力である。確かにエンジンの最大パワーだけ言えば、F2の方が大きいが、F1はハイブリッドシステムも組み合わせることで、約1000馬力を発生することになっている。

 ただF1マシンの速さは圧倒的。シルバーストンでアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が記録したポールポジションのタイムは1分28秒111だったが、F2でラファエル・カマラ(インヴィクタ)が記録したポールタイムは、1分39秒690であった。その差は10秒以上である。

 ただハースのオリバー・ベアマンも、スパ・フランコルシャンはシルバーストン以上に電気エネルギー的にはかなり厳しい戦いになるだろうと考えている。

「もしかしたら、シルバーストンの方がスパよりもずっと速く感じるかもしれない」

 またレッドブルのマックス・フェルスタッペンも、次のように語る。

「スパは大好きだけど、ここ(シルバーストン)と同じように、エネルギーが足りないせいでまた苦しいサーキットになるだろうね」

 F1はこの電気エネルギーへの依存度を下げるため、今季からは均等であるエンジンと電気エネルギーの出力比を、2年間かけて段階的にエンジン60%、電気エネルギー40%とすることになっている。

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