FIA、F1の新型コロナウイルス対策に自信つける「どこの国でもレースができる」

FIAは新型コロナウイルスの対策プロトコルに自信を持っており、政府が許可した国なら”どこでも”F1グランプリを開催できるようになったと考えている。

FIA、F1の新型コロナウイルス対策に自信つける「どこの国でもレースができる」

 世界中に新型コロナウイルスの感染が拡大し、大幅にスケジュールが変更された2020年のF1。FIAとF1のオーナー企業であるリバティ・メディアの懸命な努力の結果、7月のオーストリアでシーズンが再開されて以来、順調にレースを開催することができている。

 3連戦が続くという過密日程や、ロシアGPに向けた物資輸送などの課題をクリアしてきたことで、FIAは世界中のどこでもイベントが開催できるという自信をつけるに至ったようだ。

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 FIAの新型コロナウイルス対策プロトコルを担当するオペレーション・ディレクターであるブルーノ・ファミンは、各国政府がF1開催を受け入れてくれるならば、どの国でもイベントを開催できると語った。

「私にとって唯一の問題は、政府による渡航制限だ」

 ファミンはmotorsport.comのインタビューでそう話した。

「我々はすでに、新型コロナウイルスの状況が非常に悪かった国や地域ですでにレースを行ない、なんとかそれをやってのけたことがある」

「人々は非常にプロフェッショナルだから、どんな状況でもプロトコルが機能するという証拠になっていると思う」

「問題は法的なモノ、渡航制限だ。隔離をしなければいけないのかどうか、地元のオーガナイザーがイベント開催の許可を得ているのかどうか。それが重要なポイントだ。プロトコルそのものは問題じゃない」

「プロトコルがあれば、どこでもレースができると思う。しかしそれは許可があるかどうか、そこに行けるかどうかにかかっている」

 F1は来シーズンのカレンダーをより通常に近いものにしたいと考えているが、コロナウイルスのパンデミックが今後数ヵ月の間にどこで発生するか不確実な中で、レギュラーイベントがどれだけ開催許可を得ることができるのかは今のところ不明だ。

 ファミンによると、新たな手順ではイベント開催6週間前に準備を始める必要があるという。

「我々は常にイベントの4~6週間前には、FOMと一緒に現地の主催者と最初のコンタクトを取って準備をしている」

「自治体とのプロセスを整理しないといけない。検査を行なう会社や研究所とどのように協力していくのかを把握しておかなければならない」

「人口密度の高いところと低いところ、レッドゾーンやイエローゾーンのエリアを管理しなければならない。どこに限界があるのか、誰がどこに入れるようにするのか、体温チェックはどうするのかなどを考えなければならない」

「これら全ての詳細を把握し、レイアウトを決め、検査を行なう。検査の結果、陽性が確認されたケースの対応など、地元のオーガナイザーと一緒に管理している」

 ロシアGPの週には10件のコロナ陽性が確認されるなど、ここ数週間でコロナの感染例が増えているが、そのほとんどはF1やFIA、チームとは関係のない補助スタッフが罹っているケースだ。

「オーストラリアGPの後、オーストリアでシーズンが再開した時から、コロナ陽性のケースを避けることが課題だった」

 そうファミンは話した。

「可能な限りそれを避けることはもちろんだが、一番重要なのはたとえ陽性が出ても、パドック内や地域住民の間で感染が発生しないようにレース・イベントを続けられるようなプロセスを用意することだった」

「陽性が出たとしても、それは普通のことだ。課題は、それを管理し濃厚接触者を特定・隔離し、それ以上のトラブルを起こすことなく、アウトブレイクの可能性を食い止めることができるかどうかということだ。それが、我々が行なうすべてのイベントの課題だ」

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