F1 オーストリアGP

F1の元最高責任者バーニー・エクレストンもF1のV8エンジン回帰論を支持「今までのレギュレーションなど必要なかった」

オーストリアGPの際に一部メディアの取材に応じた元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、次のレギュレーションサイクルでエンジンを大型化することを支持した。

Filip Cleeren Oleg Karpov

編集: 2026/07/02 3:00

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Bernie Ecclestone and Mohammed ben Sulayem, FIA President in the Paddock

Bernie Ecclestone and Mohammed ben Sulayem, FIA President in the Paddock

写真:: Andrew Ferraro / LAT Images via Getty Images

 F1の元最高責任者であるバーニー・エクレストンは、FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長とF1のステファノ・ドメニカリCEOが提唱する2030年もしくは2031年からF1をV8エンジンに回帰させる案について、支持を表明した。

 今季から新しいレギュレーションが導入されたF1。しかし早くも、注目は次のレギュレーションに移っている。FIAは2031年からと予定されている次のレギュレーションサイクルにおいて、より大きく、よりパワフルで音も大きく、なおかつ安価なエンジンを中心とすることを強く望んでいる。参戦中の各メーカーが賛同すれば、この導入時期が前倒しされる可能性もある。

 持続可能燃料が実現し、自動車業界におけるEV傾倒の流れが変化しつつある中、大排気量・高回転型のエンジンに回帰することは、より現実的な選択肢となりつつある。またよりシンプルなハイブリッドシステムを備えたV8エンジンにすれば、コスト削減にも繋がると期待されている。

 オーストリアGP開催中にmotorsport.comを含む一部のメディアの取材に応じたF1の元最高責任者であるエクレストンは、大型エンジンに回帰することは「正しい選択だ」と語った。

「ベン・スレイエムに将来ぜひやって欲しいことがふたつある」

 エクレストンはそう語った。

「3リッターエンジンにすることだ。V8でもV10でも、V12でも構わない。おそらく皆さんも満足するだろう。それが正しい方向性だと思う」

 現行のF1レギュレーションには、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)をはじめ多くのドライバーが批判的な声を上げている。パワーユニットの出力における電動の領域が大きすぎるからだ。

 ただこれらの声を受け、来年以降2シーズンをかけ、現在の50:50から、エンジン60%、電動モーター40%まで段階的に引き下げることになった。

 エクレストンは、フェルスタッペンらの意見は正しかったと語った。

「つまり、彼の批判は正しかったんだ。私はこれまでのレギュレーションは必要なかったと思う。マックスが不満を言っていたのは、まさにそこだ」

 そしてエクレストンは、最終的には各メーカーも、V8エンジンに回帰することに賛成するだろうと語った。

「ベン・スレイエムは、全てのチームが諸手を挙げて『素晴らしい!』と言ってくれることを望んでいるだろう。メーカーに支配されていなければ、きっとそうするはずだ」

「そしてメーカーも賛同するだろう。それは明白なことだ」

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