フェラーリ代表、ハミルトンの”担当エンジニア交代問題”についての質問にうんざり「F1はチームが大事。誰かひとりで成り立っているわけではない」
昨年、ルイス・ハミルトンのレース担当エンジニアを務めていたのはリカルド・アダミだったが、彼の異動に伴い、後任としてカルロ・サンティが就任。チーム代表のフレデリック・バスールは、大ごとではないと語る。
Lewis Hamilton, Ferrari
写真:: Kym Illman (Getty Images)
フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、ルイス・ハミルトンのレースエンジニア交代が大ごとではないと主張。ドライバーにとって大きな影響はないだろうと語った。
ハミルトンは長らくメルセデスのドライバーとして活躍し、大成功を収めてきた。しかし昨シーズンからフェラーリに加入。新天地での挑戦ということになったが、中国GPのF1スプリントでは優勝したものの、決勝レースでは表彰台ゼロ。ハミルトンのキャリアとしては最悪のシーズンということになってしまった。
そんな中で明るみに出たのは、レースエンジニアであるアダミと良い関係を築けていなかったのではないかということ。チーム無線でも、度々意見が噛み合わない状況が見てとれた。
そんなアダミは今季から、ドライバー・アカデミーおよびTPC(旧車テスト)担当マネージャーに異動することになったため、ハミルトンのレースエンジニアは、一時的にカルロ・サンティが務めることになっている。
これについてハミルトンは、メディアに対して次のように懸念を語った。
「ほんの数レースのことだけだし、シーズン序盤にまた全てが入れ替わることになる。新しい人と仕事をすることを、学ばなきゃいけないんだ」
「それは僕にとってもマイナスになるよ」
この発言について尋ねられたバスール代表は、この問題について過熱的な報道をしないよう、メディアに呼びかける。
「それが我々が行なった議論とは大きく異なる」
ハミルトンのレースエンジニア変更について尋ねられたバスール代表はそう語った。
「チームとルイス、そしてピットウォールとの連携は、非常に良好だと考えている。しかしルイスを見れば、チームが集中していないわけではなく、信頼関係を築く上で非常にオープンな姿勢だと思う。この点については、とてもポジティブな印象を受けている。そして我々は、今後も改善を続けていくんだ」
当然のことながら、バスール代表にはさらなる質問が飛んだ。しかしバスール代表は、次のように語って切り捨てた。
「もうこの話はやめてくれ」
そうバスール代表は言った。
「F1を走るのは22台のマシンだ。毎年、そのうちの6〜7台はエンジニアが入れ替わる。チーム代表も同様で、おそらく最年長はトト(ウルフ/メルセデス代表)だろう。チーム代表も、毎年3〜4人は変わる。それでも、チームの終わりじゃない」
「今のチームには1500人ほどのスタッフがいる。レースエンジニアひとりで成り立っているわけではない。ピットウォールにいるエンジニアは、マシンの整備にあたる6人のチームを率いている。F1は個人の問題ではなく、常にチームが重要なんだ。決して誰かひとりの問題ではないんだよ」
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