アウディF1のボルトレト、モナコGP予選Q1でのクラッシュで自らを責める「あそこでリスクを冒す必要なんてなかったのに……」
アウディのガブリエル・ボルトレトは、F1モナコGPの予選Q1でクラッシュしたことについて、自らの責任だと責めた。
アウディはF1モナコGPではフリー走行から好調であり、トップ4チームに次ぐ位置に確実につけていた。しかしガブリエル・ボルトレトは予選Q1でクラッシュし、Q2には進出したものの16番グリッド。ニコ・ヒュルケンベルグもQ2でのアタックがうまくいかず、Q3進出を果たすことができなかった。
ボルトレトはこの予選結果を振り返り、「なぜQ1でそれほどのリスクを冒したのか、それが問題だ」と自らを責めた。
今季からF1への参戦を開始したアウディ。チームの母体はザウバーであり、シャシーの出来はかなり優れているとされる。しかしパワーユニット(PU)に関してはパワー不足であり、それがこれまでのグランプリでは足枷になることもあった。
ただ今週末のモナコGPは、パワーがそれほど重視されないコース。アウディにとっては開幕戦以来のポイント獲得のチャンスになると見られていた。
実際ボルトレトとヒュルケンベルグはフリー走行から上位につけ、いずれのセッションでもトップ10以内に入って見せ、予選と決勝に向けての期待が高まった。
しかしボルトレトは予選Q1で、既にQ2進出に十分なラップタイムを記録していたにもかかわらず、そのQ1終盤にヌーベルシケインの入り口左側のガードレールに左フロントタイヤを接触させてしまう。これでサスペンションを破損してしまった。
ボルトレトは急制動してバリアに突っ込むことは避けたものの、その場でストップするしかなく、赤旗中断の原因となった。またボルトレトは、Q2のアタックに進むことができなかった。
「ほんの僅かに接触しただけだったんだけど、問題はその接触じゃないんだ」
ボルトレトはそう語った。
「過去にもサスペンションを壊したドライバーがいるあのコーナーで、なんであんなにリスクを冒したのかということが問題なんだ」
「Q2やQ3で限界までプッシュしていた時なら、こういうミスも理解できる。でもQ1でこんなミスをするのは、自分でも滅多にないことだ。予選序盤になんであんなにプッシュしてしまったのか、もう一度自分を分析して、理解する必要がある」
「Q1なのに、少し無理をしすぎてしまった。少なくともQ1を突破できるだけのマシンの状態だったから、そこまで攻める必要はなかった。もう少し余裕を持って、徐々に自信をつけていくこともできたはずだ」
ヒュルケンベルグもQ2で敗れ、Q3にコマを進めることができなかった。
アウディは今回、普通に走りさえすれば、ポイント獲得のチャンスは十分にあったと考えている。それだけに、ボルトレトの予選でのミスは実に悔やまれる。
「ペースはあったんだ」
そうボルトレトは認めた。
「ポイント争いができるはずだったのに、それができなくなってしまったのは残念だ。今はポイント争いができるサーキットは限られているから、難しい状況だ。モナコはそのひとつだたんだ」
「モナコは特別なサーキットだから、チームのためにも良い結果を出したかった。チームの努力を見ていると、なかなか気持ちを切り替えることができない。うまくいかない時、僕はいつも自分に厳しく当たるんだ。しかもそういう時には、周りの人にも厳しくしてしまうからだ」
「チームが期待していた結果を出せなかったことが、本当に残念だ」
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