F1 サンパウロGP

マゼピンが予選後に流した“涙”の真相。スタッフの人事異動もあり歯がゆいシーズン続く「僕にはレースしかないんだ……」

ハースのニキータ・マゼピンは、予選後のインタビューで感情が溢れ出してしまったのは、チームスタッフの離脱などで「困難な時期」を過ごしているからだと明かした。

Luke Smith

Luke Smith

公開日時: 2021/11/16 3:17

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Nikita Mazepin, Haas F1, Drivers Press Conference

 F1第19戦サンパウロGPのノックアウト予選で、自身のミスもありQ1敗退に終わったニキータ・マゼピン(ハース)は、その後のインタビューで目に涙を浮かべる一幕があり話題となった。

 スプリント予選レースを終えた後に再度インタビューに応えたマゼピンは、先のインタビューで感情的になった理由は「そのほとんどがミスをしたことによるもの」だとしたが、チームスタッフが変更となったことで厳しい時期を過ごしていることも関係していると語った。

「ここ数戦はマシンバランスだけでなく、チームの内部事情もあってかなり厳しい状況に置かれている」

 マゼピンはそう語った。

「だからこそ、特に今は結果が重要になっている。素晴らしいラップを記録できるところだったのに、あと少しのところで頑張りすぎてしまって台無しにしてしまったのは、精神的にキツかった」

 さらに彼はこう続ける。

「マシンから降りて、記者に質問されるまで4分くらいしかなかったから、その時の記憶がよみがえってきたんだ。うまくいっていたらもっと違う結果になっていたと思うと、ただただ悲しい気持ちになる」

「僕の人生には、レース以外何もない。だから人生をかけて戦っているし、当然うまくいかない時は感情的になってしまう」

 またマゼピンはチームの内部事情について、「ここ数レースで人の出入りが激しく、チームが“シャッフル”されている」と説明する。そんな中でマゼピンは、メキシコでチームメンバーとのサッカーの試合を計画したり、レース後の送別会にも参加した。

「今僕の周りにいる人たちが、来年も全員ここにいるとは限らないことは分かっている」とマゼピンは言う。

「だからこそ僕は今の環境を楽しんでいる。今年に入ってから僕は、本当に素晴らしい、誠実な人たちに囲まれている」

「残念ながら、僕のエンジニアは先週別のチームに移ってしまった。それは彼だけに限った話ではない。だから……厳しい状況なんだ」

 マゼピンは具体的にどのスタッフが去っていったのかについては明かさなかったが、次のように話した。

「僕のエンジニアリングチームのメンバーは常に同じではなく、トルコ以来変わり続けている」

 マゼピンは今季、チームメイトのミック・シューマッハーにペース面で後れを取ることが多く、シーズン前半はシャシーの問題にも見舞われるなど、苦しいシーズンを過ごしている。そんな中でのスタッフの人事異動は、彼にさらなる困難を与えている。

「この仕事は、ただオフィスに出社して、何か作業をして帰ればいい、という単純な仕事ではない。だからこそ今の状況は本当に厳しい」

「レースで成功するためには、人々との特別な絆が必要だ。彼らはドライバーのために一生懸命働き、ドライバーは彼らのために一生懸命働くんだ。そういったことを積み重ねることで、僕もこれまで結果を残してきた」

「でも、直接仕事をするメカニックが(シーズン途中で)変わってしまうと、そのメカニックが適応する時間が足りない。その結果、オースティンのようにヘッドレストが外れたり、不要なピットストップで25秒をロスしたりしてしまう。そこから立ち直るのはかなり厳しい」

「自転車で走っている時に、タイヤに木片が刺さってしまうような感覚だ。あらゆることの勢いが止まってしまう」

「ただ、これまでにも同じような経験はしたことがあるし、前より強くなって戻ってきたいと思う」

 

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 マクラーレン、アウディによるF1参入目指した”買収”報道を否定

次の記事 F2選手権首位のオスカー・ピアストリ、来季はアルピーヌF1のリザーブドライバーに。2023年のシート獲得目指す

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Luke Smith



没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」

F1

F1 2024/05/01

没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」



”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役

F1

F1

Aston Martin Silverstone Shakedown

2023/02/20

”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役



ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

F1

F1 2023/02/19

ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

More from

ニキータ マゼピン



新星GTメーカー・ロッサ、ドバイ24時間レースでデビュー。ニューウェイ息子やロシア制裁解除マゼピンがステアリング握る

GT

GT 2025/01/07

新星GTメーカー・ロッサ、ドバイ24時間レースでデビュー。ニューウェイ息子やロシア制裁解除マゼピンがステアリング握る



マゼピン、ウクライナ侵攻の制裁解除で久々にEU入り。ハンガリーでLMGT3車両をテスト

F1

F1 2024/07/02

マゼピン、ウクライナ侵攻の制裁解除で久々にEU入り。ハンガリーでLMGT3車両をテスト



ニキータ・マゼピン、EUによる制裁が解除へ。ロシアのウクライナ侵攻でハースF1から解雇

F1

F1 2024/03/21

ニキータ・マゼピン、EUによる制裁が解除へ。ロシアのウクライナ侵攻でハースF1から解雇

最新ニュース



マルク・マルケス、日本GPは2日目から余裕ゼロの本気走りが必要「現時点ではアコスタが最速。攻める必要がある」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

7 時間前

マルク・マルケス、日本GPは2日目から余裕ゼロの本気走りが必要「現時点ではアコスタが最速。攻める必要がある」



アストンマーティンのアロンソ、セパンで予選Q1突破を目指せるか? ホンダ折原エンジニア「シミュレーションの方向性をさらに改善できた」

F1

F1 F1

バーレーンGP

7 時間前

アストンマーティンのアロンソ、セパンで予選Q1突破を目指せるか? ホンダ折原エンジニア「シミュレーションの方向性をさらに改善できた」



鎖骨骨折の中上、手術のためもてぎ離れる。「本人もとても悔しがっている」とHRC石川部長が伝える

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

8 時間前

鎖骨骨折の中上、手術のためもてぎ離れる。「本人もとても悔しがっている」とHRC石川部長が伝える



山中琉聖、母国日本GP好調スタート「大幅なセットアップ変更が上手くいった。ファンの前で良い走りを見せたい」

Moto3

MOT3 Moto3

日本

8 時間前

山中琉聖、母国日本GP好調スタート「大幅なセットアップ変更が上手くいった。ファンの前で良い走りを見せたい」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録